先導師の布教活動(配札)
大山山中で先導師を務める第三十七代佐藤大住氏の資料によれば、先代(第三十六代)が昭和45年に行った布教活動(配札)の実態を次のようにまとめている。
①配札に要した日数は、全体で58日に及んだ。
②配札先は、埼玉県、神奈川県、茨城県と広範囲に及ぶ。
③埼玉県では、「大山阿夫利神社御璽」「鎮火祭御璽」を配札し、神奈川県では7月に「大山阿夫利神社御璽」「疫病祭御璽」を、暮れに「大山阿夫利神社御璽」「鎮火祭御璽」を配札し、更に茨城県では「大山阿夫利神社御璽」を持参し「商売繁盛」の祈祷を行っている。
④これら配札の対象となった配札の戸数、時期、主な地域をみれば、以下の通りである。
●埼玉県: 1,195戸、多くは10月下旬に配札
(主な対象地域)越生町、都幾川村、三芳町、坂戸市、富士見市、川越市、志木市、鳩山町、玉川村、東松山市など
●神奈川県: 265戸、7月と暮れに配札
(主な対象地域)横浜市港南区、戸塚区、緑区など
●茨城県: 37戸、6月中旬に御璽を持参し祈祷
(主な対象地区)結城市、関城町
また、昭和45年度の講社記録(先導師三十六代佐藤大住氏による)を下に、当時の講名をあげれば次のとおりである。 注:( )内は所在地と参拝の形式
●埼玉県:
白幡代参講(浦和市白幡地区、代参)、・川越青物講(川越市、春祭り)、川越魚商講(川越市、代参)、・川越果親講(川越市、元旦祈祷)、・川越元町講(川越市元町地区、元旦祈祷)、・川越連雀講(川越市連雀町、元旦祈祷)、・川越西連講(川越市連雀町、代参)、越生梅園講(越生町堂山地区、代参)、越生新宿講(越生町新宿地区、代参)、越生鹿下講(越生町鹿下地区、秋祭り)、馬場講・都幾川講(都幾川村、夏祭り)、深谷大山講(深谷町稲荷町地区、昭和49年解散)、水子代参講(富士見市水子地区、代参)、竹間沢代参講(三芳町竹間沢地区、代参)、堀ノ内代参講(新座市堀ノ内・辻・片山地区、代参)、宗岡代参講(志木市下宗岡地区、代参)、青鳥代参講(東松山市青鳥地区、代参)
●静岡県:
新谷代参講(静岡市三島市新谷地区、代参)
●東京都:
東両国八町睦勇山講(墨田区両国地区、夏参り)、堅川睦太刀講(墨田区江東橋地区、夏参り)、は組講(中央区日本橋一帯、夏参り)、さくら会(東京都内、休止中)、浅草彫睦(台東区浅草一帯、夏参り)、江戸彫勇会(東京都内、夏参り)
●神奈川県:
横浜親友会(神奈川県横浜市西区一帯、夏参り)、横浜昇親講(横浜市南区一帯、夏参り)、横浜清心講(横浜市南区黄金・日の出町、夏参り)、平戸大山講(横浜市戸塚区平戸、夏参り)、保土ヶ谷大山講(横浜市保土ヶ谷区峰岡町一帯、夏参り)、横須賀丸麺講(横須賀市蕎麦商組合、夏参り)
●茨城県:
結城大山講(茨城県結城市青果商組合、代参)





