大山の四季は若葉色、青色、茜色、土色と巡って行く。春、桜吹雪の後は若葉が茂り、夏、青空の下では白い雲を作る。秋、木々の紅葉で山は燃え上がり、冬、落ち葉に埋もれた山は眠りにつく。それぞれの季節で人々は山に対する感謝と畏敬の念を形を変えながら伝えて行く。ここでは、「歳時記」に於いて色を軸に大山の一年のサイクルを追いかける。また、「時の移ろい」に於いては、時が流れても変わることのない想いとして雨降山大山寺の開山の祖である「良辨僧正」の誕生の記と軌跡について紹介する。