稲荷町

この町の名は、町内の鎮守である稲荷社に由来しており、倉稲魂命、大己貴命、太田命、大宮姫命、保食神を祀る。このため、五社稲荷あるいは五大力稲荷とも呼ばれる。
また町内には、死後百一日目の茶湯供養を行なう茶湯寺参りの涅槃寺がある。この涅槃寺は、かつて山内にあった西迎寺、西岸寺、相頓寺の三ヶ寺が、 昭和27年に合併し創建したもので、江戸時代の茶湯寺は、現在の大山寺の所にあった来迎院であったとする。
―「相州大山案内記」より稲荷町についての記述―
五社稲荷
一に五大力稲荷といひ、倉稲魂命、大己貴命、太田命、大宮姫命、保食命を祀る、社殿槻と銀杏の神木に擁せらる。傍の橋を千代美橋といひ、右に見ゆる山を石尊山といふ。
西迎寺
豆腐の料理を以て其の名を知られたる平野屋旅館を過ぎ橋を渡れば僅かにして至るべし。誓正山、引接院と號す。東都増上寺の末にして浄土宗なり。阿彌陀佛を本尊とす。





