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カテゴリー:私のオススメ本
『分解の哲学』藤原辰史著
バッハのシャコンヌを聴いていると、一つの音が終わりであり始まりであること、そして旋律でもあり和音でもあることを感じる瞬間があります。そこでは一つの音を聴く意識と『分解の哲学』藤原辰史著 の続きを読む
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『日本語の古典』山口仲美著
人は、古典に戻るといいます。変わらぬ人間性、普遍なるものを求める気持ちが古典へと向かわせるのでしょうか。本書は、日本古典への入門書であると同時に、使われている言『日本語の古典』山口仲美著 の続きを読む
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『シネマ100年技術物語』石弘敬編著
本書は、「映画生誕100年」に当たる1995年に発行された、日本の映画機械発展史です。映画機械の歴史書としてもとても勉強になりますが、「一般の映画愛好家の方にも『シネマ100年技術物語』石弘敬編著 の続きを読む
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『紫式部』清水好子著
紫式部と聞いて、皆さん、どんなイメージをもたれるでしょう?「源氏物語」の作者、だいたいはそれぐらいで、具体的なイメージには乏しいのではないでしょうか?実際、千年『紫式部』清水好子著 の続きを読む
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『国芳ヒーローズ 水滸伝豪傑勢揃』太田記念美術館編
四大奇書、というものをご存知でしょうか。この場合の「奇書」とは、「奇妙な本」の意味ではなく(この意味での奇書に興味がおありの場合は『奇書の世界史』などは如何でし『国芳ヒーローズ 水滸伝豪傑勢揃』太田記念美術館編 の続きを読む
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『働くということ』黒井千次著
『働くということ』は、1982年に出版されていますが、最近この本を原作とした『漫画 働くということ』講談社(池田邦彦著)も出版されています。昭和-平成-令和と、『働くということ』黒井千次著 の続きを読む
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『まわりまわって古今亭志ん朝』志ん朝の仲間たち著
2001年10月1日に咄家3代目古今亭志ん朝が亡くなり、20年近く経ちました。5代目古今亭志ん生の次男として生まれた志ん朝は1957年(昭和32年)に実父・志ん『まわりまわって古今亭志ん朝』志ん朝の仲間たち著 の続きを読む
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『エリザベスの友達』村田喜代子著
私自身が身内の「介護」や「認知症」を意識する世代になりました。この小説は認知症を扱っていますが「認知症」=「不幸」ではなく、自分が生きた時代を反芻する人たちの心『エリザベスの友達』村田喜代子著 の続きを読む
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『スキマの植物の世界 カラー版』 塚谷裕一著
職場からの帰り道、紫色が視界を横切りました。歩道脇のコンクリート壁に、ハナダイコンが群生しているのです。風に揺れる花々に癒されました。しかしなぜこんな固い所に?『スキマの植物の世界 カラー版』 塚谷裕一著 の続きを読む
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『過激な隠遁』川崎浹著
美術館(と映画館)は親しい友人、と私は公言しています。高い天井、うす暗い照明、歴史の評価を受けてきた多くの名画...。そこで味わう開放感、充実感を思うと、これは『過激な隠遁』川崎浹著 の続きを読む