図書館には図書、雑誌、神奈川資料、新聞、視聴覚資料、インターネットといったたくさんの情報のとびらがあります。そのとびらを開いて、時事的な話題を複合的な視点から紹介します。

No.179 追悼 大江健三郎氏(2023年3月発行)
大江健三郎氏が、3月3日に88歳で亡くなりました。1958年「飼育」で芥川賞を受賞。「個人的な体験」「万延元年のフットボール」「ヒロシマ・ノート」などの作品で、戦後日本を代表する作家として知られています。1994年には川端康成に続いて日本人で2人目のノーベル文学賞を受賞しました。また、2005年には大江健三郎作家生活50周年、講談社創業100周年を記念して、選考をひとりで行う大江健三郎賞を創設し、第8回(2014年)に終了するまで国内の気鋭の作家に光をあてました。今回は当館の所蔵資料から、大江健三郎氏に関する資料をご紹介します。