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ドル・円相場は一時1ドル=150円台まで円安・ドル高が進みました。政府は急速な円安の進行に歯止めをかけるため、9月22日と10月21日に相次いで円買い・ドル売りの介入を実施しました。9月、10月を合わせた介入額は9兆1881億円と公表されています。なお前回の円買い介入は24年前の1998年6月でした。

ドル高・円安が進んだ背景には、昨年末からの原油をはじめとする資源や穀物の高騰、2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻などがあります。今回は、当館の所蔵資料から円安・インフレ・金利高などを考える参考となる資料をご紹介します。

雑誌のとびら

NEWSWEEK日本版2022年10月11日号の表紙
『超円安時代』

「NEWSWEEK〔日本版〕」2022年10月11日号 37巻39号(通巻1811号) Z051/197

18ページから33ページまで

「超円安時代」と題し特集を組んでいます。急ピッチで円安が進んだ理由について「一般的には日本とアメリカの金融政策の違いである」と説明しています。記事には「超円安時代を生き抜くサバイバル術」「日本経済に悪いのはむしろ円高だ」「物価高と不況の二重苦から生活を守るヒント」「『超ドル高』の危険な代償」があり、多角的にこの円安問題を取り上げています。

週刊エコノミスト2022年10月11日号の表紙『止まらない円安 24年ぶり介入』

「週刊エコノミスト」2022年10月11日 100巻38号(通巻4765号) Z330.5/5

15ページから38ページまで

政府が9月22日に実施した円買い介入後の特集になります。第1部「市場の攻防」の章には、「これから本格化する内外金利差の円売り」(唐鎌大輔)「米国の強力な利上げはまだ続く 円買い介入でも効果は薄い」(荒武秀至)などの記事があります。第2部「金融危機に学ぶ」の章には、1997年11月に起きた金融危機の教訓から学ぶことができるのか、警鐘を鳴らしています。

漂流する「中央銀行の独立」日銀、急激な円安が問う金融緩和10年の功罪

日経ビジネス 通巻2165号2022年11月7日 Z330.5/59

円安・金利高・インフレに勝つ! 最強版 富裕層の節税&資産防衛術

週刊ダイヤモンド 第110巻40号通巻4945号2022年11月12日・19日合併号 Z330.5/49

市場の選別眼 円安 物価高に強い200社

週刊エコノミスト 第100巻第41号通巻4768号2022年11月1日号 Z330.5/5

「円安」の行方

リベラルタイム 22巻第12号通巻259号2022年12月 Z336/63

「物価急騰&超円安」を笑って暮らそう 荻原博子が緊急指南!年末までにやれる10の知恵

サンデー毎日 101巻52号通巻5755号2022年11月20日・27日合併号 Z051/111

インフレと家計の分析 家計を見直して月2万円確保 資産の目減りに長期投資で備える

週刊朝日 127巻57号通巻5811号2022年12月2日号 Z051/47

新聞のとびら

円買い介入24年ぶり 政府・日銀円安阻止へ単独で 円相場5円程度上昇

日本経済新聞 2022年9月23日朝刊 1ページ

円安一時150円台 政府の牽制きかず 32年ぶり水準

朝日新聞 2022年10月21日朝刊 1ページ

円安150円32年ぶり 日米金利差を背景

読売新聞 2022年10月21日朝刊 1ページ

為替介入、5.5兆円規模 21日市場推計 政府・日銀、過去最大か

日本経済新聞 2022年10月25日朝刊 1ページ

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