調査って何を調べているの?閲覧って何を見ているの?
課名からは伝わりづらいですが、図書(地域資料を除く)と視聴覚資料の貸出を中心としたサービスや調べ物の相談サービスをカウンターで行っています。
ご来館される方の目に触れることのない仕事もたくさんありますが、ここではカウンターで対応する仕事を中心に紹介します。
1.貸出カウンター
本館1階にあるカウンターでは、本の貸出と返却、貸出の際に必要な、利用登録・図書館カードの発行も行います。県内在住・在勤(在学)で現住所を証明できるものがあれば、その場でカードを発行します。
来館が難しい方には、図書館カードの発行や本の貸出を郵送でも行っています。
予約された本をお渡しするのもこのカウンターになります。本の予約はご自宅からインターネットで申し込めます。予約が入力された本は一日に数回、時間を決めて書架から取りに回り、予約図書の棚に並べます。貸出準備ができたら、希望者にはメールや電話で連絡します。
連絡がある前に取りにいらした場合、まだ準備ができていないこともありますので、ご了承ください。
また、閲覧室内に「トピックスコーナー」という展示スペースを設けて、資料紹介を行っています。今までに「万博」、「サブカルチャー」などのテーマで本や雑誌を紹介しました。
そのほか詳しくは各ホームページをご覧ください。
利用者登録について
貸出・返却・延長について
2.調査相談カウンター
レファレンスという、図書館の資料を利用される方のお手伝いをする仕事です。
「○○の事柄について知りたいのですが、どんな資料にのっていますか?」、「○○のテーマの資料はありますか?」などの質問に対して、関連する資料を案内します。
用意した資料は、通常1週間程度の取置きもできます。
最近の例では、「江戸時代の金魚の養殖法を知りたい」、「古典落語(江戸時代)の演目から当時の女性像(ジェンダー観)を調べたい」などの質問をいただきました。
一つの質問への対応に、5冊~10冊くらいの資料を調べる場合があるので、申し込みが集中するとカウンターの中は資料で溢れてしまいます。
レファレンスは、電話・手紙・ファクシミリ・メールでもお受けしています。
詳しくは、ホームページの「相談する(レファレンス)」をご参照ください。
3.音楽・映像コーナー
新館1階にあるカウンターでは、CD、カセット、レコード、ビデオの貸出と返却、LD(レーザーディスク)やDVD等を含めた視聴覚資料の館内視聴を受け付けます。予約CDやビデオもここでお渡しします。
また、窓口や電話、メールなどで音楽や映画などに関する質問を受け付けています。
「武満徹『ノーヴェンバー・ステップ』のCDはあるか」、「横浜市のゴミ収集車の音楽『夕空晴れて~(冒頭の歌詞)』のタイトルは何か。」などの問合せについてお調べして、本と同様にCD等の取り置きもします。
月替わりで書庫にある資料を紹介するコーナーもあります。テーマを決めて所蔵ビデオ・DVDと図書を併せて展示する「映像紹介」と音楽家のメモリアル・イヤーなどにCDやレコードを展示する「音楽紹介」を交互に実施しています。
ほかにも調査閲覧課では、資料調査の助けとなるように、『図書館ナビ』を不定期で発行しています。
現在までにNo.0「県立図書館での資料の探し方」からNo.9「女性関連情報の探し方」まで10回発行し、テーマごとの主要な資料に簡単な解説のコメントをつけて紹介しています。館内で配付していますので、ぜひ手に取ってみてください。
図書館を利用して分からないこと、例えば検索端末の使い方や本の場所、テーマに沿った調べ方など、気兼ねなくお尋ねください。
(県立図書館:調査閲覧課)