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図書館できごとファイル
12月13日(土曜日)、県立図書館で「第4回没年調査ソン in 神奈川」(主催 : 没年調査ソン in 神奈川実行委員会、共催 : 神奈川県立図書館)が開催されました。当館では2020年に第1回を開催し、今回が4回目となります。 第1回の報告はこちら(司書の出番)「没年調査ソン」は"(著作者の)没年調査"と"マラソン"を掛け合わせた造語であり、図書館の資料やデータベースを活用して著作者の没年を調査するイベントです。国立国会図書館(以下「NDL」)が「著作者情報公開調査」(外部リンク)で公開している没年不明の著作者一覧リストの中から、神奈川県にゆかりのある人物を調査します。
なぜ著作者の没年を調査するの?
著作権は著作者が亡くなってから70年に渡る保護期間が定められており、70年経過すると満了します。NDLが公開する「NDLデジタルコレクション」(外部リンク)では、著作権保護期間満了と判断された著作物はオープンデータとして一般公開され、データのダウンロードをはじめ自由に利用できます。しかし、著作者の所在が分からず生没年が不明な場合は多く、「著作者情報公開調査」には4万2千人以上の人物が掲載されています(2026年1月31日現在)。このイベントで著作者について調査し、人物情報が明らかになることで、著作物が広く活用できるようになるのです。
なぜ図書館が共催しているの?
公開調査に掲載されている人物のなかには、地域で活躍された人物も多く、図書館が所蔵している地域資料(当館でいう「かながわ資料」)や神奈川新聞のような地域紙、全国紙の地域面などに掲載されていることがあります。調査にあたっては、当館が所蔵するかながわ資料のほか、契約している新聞データベースなどが幅広く活用されています。また、今回は図書館が契約していないデータベースも、イベントのため特別にご提供いただきました。
イベント当日
当日は4階ディスカッションルームを会場としながらも、全国からリモート参加者も加わり調査が進められました。データベースを用いて調査する人や図書館資料を調査する人など参加者が思い思いに調査し、人物情報が見つかったときに声をかけあう様子は、とても和やかで楽しい時間でした。まとめ
本イベントは図書館で開催された後にもアディショナルタイムとして追加調査期間が設けられ、最終的に256名の人物情報が見つかりました。今後、NDLで確認作業が進められ、随時情報が更新される見込みです。図書館資料を活用し、探していた人物の情報が見つかったときに充実感を得られる「没年調査ソン」、次回開催の際には皆さんもぜひご参加ください。(県立図書館 「没年調査ソン」担当)
関連するページ「没年調査ソンin神奈川実行委員会」(外部リンク)(2026年3月15日確認)