2024年2月4日(日曜日)のブッククラブをもって、after5ゼミの第2期が終了しました。
2年目のafter5ゼミは、「暮らしを守ること、続けること」をテーマにサステイナブルな暮らしについて、ゼミとブッククラブを通して考えてきました。
ゼミでは、持続可能な社会や生活を実現するために活動されている方々を講師に迎え、これまでの経緯や取り組み、考え方等をお話していただきました。当講座は、講師からのお話を受動的に聴講するだけではなく、ゼミの時間内に受講生同士が意見交換をし、その上で講師に質問できる場を設けています。
性別も年齢も職業も多様な受講者が参加し、ファシリテーターの伊藤先生(東京藝術大学 社会連携センター教授)の適切な助言もあって、ゼミは活発に行われました。また、数日後のブッククラブでは、ゼミ生のみで、レクチャーをベースに、関連する本や記事を紹介し合い、内容の理解を深めてきました。
その結果、ゼミ生の行動や考え方に変化が現れ、「洗剤を変えた」「コンポストを始めた」「商品の背景を考えるようになった」「日常生活の中でこれまで気づかなかったことにも注目するようになった」というお声をいただきました。一人ひとりがこのゼミを通し、自ら考え、行動につなげてくれたことをうれしく感じています。また、ブッククラブを通じて「いろいろな視点を知ることの大切さを知った」というご意見もあり、同じ興味を持つゼミ生同士の交流の中でお互い刺激し合い、視野が広がったことも感じ取ることができました。
ファシリテーターの伊藤先生もゼミの中でお話されていましたが、講師の方々の活動も、共通して体験や出会いが出発点となっています。ブッククラブを中心に生まれたafter5ゼミの小さなコミュニティが、更なる学びや行動につながり、発展していくことを我々スタッフ一同願っています。第2期のみなさんの今後の活動も楽しみにしています。
(写真左 第1回after5ゼミ 写真右 第5回ブッククラブ)
after5ゼミは第3期も開催する予定です。来年度はどんな社会課題を取り上げるのか?
気になる方は、ホームページや当館SNSをこまめにチェックしてみてください。
(県立図書館:after5ゼミ担当)