公開

本館1階ロングテーブル

2022(令和4)年9月1日、「価値を創造する図書館」をテーマにした新しい本館が開館しました。
本館の魅力を支える新たな設備をご紹介します。


入口正面に設けられた展示スペース「ギャラリー」では、プロジェクターや大きなショーケースを導入し、テーマに沿って資料を紹介する展示を行います。
現在は、2022年が鉄道開通150周年であることにちなんだ「かながわ 鉄道の記憶」を開催中です。展示は定期的に新たなテーマへと更新しますので、季節の移ろいとともにお楽しみください。
閲覧スペースでは、ロングテーブルで調べものをすることができます。


調査研究を支援する「レファレンスデスク」を2階に設置しました。
これまでは、一般的な調査、神奈川県に関する調査など、調査内容によって受け付ける窓口を分けていましたが、すべての調査研究の支援を一つの窓口で行えるようになりました。
お困りのことがありましたら、お気軽にお尋ねください。
2階には通常の閲覧スペースの他に、「静寂読書室」があります。その名の通り静かに読書するための場所です。室内では読書に集中できるよう、筆記用具やパソコンの使用はご遠慮いただいています。


本館2階静寂読書室 本館3階ザ・リーディングラウンジ

3階のオープンテラスに面した「ザ・リ-ディングラウンジ」では、一般の閲覧席よりゆとりのある家具を用意し、普段とは違う空間で読書をお楽しみいただけます。天気のいい日にはオープンテラスへ出ることもできます。調べものの合間に一息つきたい時など、景色をながめながらリフレッシュできます。
ザ・リーディングラウンジに設置した「遅効の本棚」には、特別な読書空間にふさわしく「答えや結果を急いで求める書物ではなく、長い時間軸の中でゆっくりと物事について考え続けるための本(遅効の本)」を選んでいます。


1階から3階には、より多くの本を直接手に取っていただけるよう「公開書庫」を設置しました。
これまで書庫に所蔵し、手にとるためには職員を介していた資料を自由に閲覧することができます。
書庫内は電動で書架を移動させ通路を確保する集密書架となっていて、通路が少ない分多くの本を収納できます。図書落下防止バーや通路内センサーで危険防止管理を行い、入室人数を限定していますので、安全に使っていただけます。公開書庫をご利用になりたい方はカウンターでお申込みください。


4階には資料は置かず、当館で学ぶ方のためのスペースをご用意しています。グループで話し合うとき、一人で集中したいときなど、図書館の資料を使って様々なスタイルで学習できます。
活気のある話し合いができる場として、床の色をオレンジ色にした「学び⇔交流エリア」をご用意しました。

個人でもグループでも利用できる場所ですので、ぜひ会話をしながら学びを深めていってください。

公開書庫

館内には「自動貸出機」が複数設置され、カウンターに並ばずにご自身で資料の貸出手続きができるようになりました。「予約受取室」(1階総合カウンター横)にも設置されていますので、ご自身で予約本の貸出手続きができます。一度お試しください。
視聴覚資料や他の図書館から取り寄せた資料などは、総合カウンターでのご用意となります。
万が一、貸出手続きがうまくいかなかった場合は入口のゲートが反応します。その際はお荷物の確認にご協力をお願いします。


その他にも、書架の間からそっとのお勧め本をお届けする「司書箱」や、窓面書架の「シコウ(思考/嗜好/至高)の窓」、「共生展示」など、様々なテーマの本と出会うスペースを用意しています。
これまで県立図書館をご利用いただいていた方も、まだ利用したことがない方も、皆様のご来館をお待ちしています。


(県立図書館:調査閲覧課担当)