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書架整理の様子.jpeg

神奈川県立図書館では、毎月第二木曜日(祝日の場合は翌金曜日)を館内整理日として休館していますが、館内では利用者の方がいる時にはなかなか出来ない作業が行われています。


調査閲覧課では、書架整理や書庫入れ、展示などの作業を行っています。

今回は、書架整理と書架移動についてご紹介します。


書架整理

OPACで検索した本を、図書館の棚で見つけることができるのは、本が正しい場所に並んでいてこそ。

図書館では、本の背ラベルに書かれた分類記号順に並べています。きちんと順番に並んでいるのかを、手分けしてチェックしていきます。

書架チェックは毎日開館前にも行っていますが、休館日は普段チェックできない多くの書架を確認しています。行方不明になっていた本が全然違う棚から見つかることもあります。


資料の書庫入れ、書架移動

図書館では日々新しい資料を受入しています。一方、受け入れてから年月の過ぎた資料は状態が悪くなったり、データブックなどは情報が古くなっていきます。資料を利用しやすいよう、書架に並ぶ本は定期的に入れ替えを行っています。

新刊や利用の多い本、数年分のデータブックなどは公開の書架に残し、改訂版に切り替わった本や、利用が減ってきた本は書庫へ移します。利用状況のデータも参考に、司書同士で相談しながら作業が行われます。
当館では一度受け入れた資料は原則として永年保存していますので、以前読んだ本をもう一度読みたいという方もご安心ください!


長年本を受け入れてきた当館の書庫は、すでに余分なスペースがほとんど残っていません。
時には多くの本を移動させてスペースを広げたり、倉庫となっていた部屋に棚を増設したりしながら整理しています。

新棟の開館で棚が増えるのが待ち遠しいです。

「なぜ通常の休館日の他にも館内整理日があるの?」と疑問にお思いの皆様。
ご不便をおかけいたしますが、より使いやすい図書館のための作業をしておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。


(県立図書館:調査閲覧課)