本記事は、新型コロナウイルス感染防止対策のため開催中止となった展示「水族館が誘うかながわの水辺」を、Web版として編集して公開するものです。
相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
相模川の生きものを中心に展示する水族館です。
エントランスゾーンでは、相模川のシンボルフィッシュ「アユ」がお出迎えします。
相模川を再現した水槽、足元を泳ぐ魚たちを観察できる「水上散歩水槽」、お魚ぬりえやCGシアターなど、科学館ならではのアカデミックな展示も好評です。
飼育員が毎日開催する解説イベントや、ワークショップも充実した、楽しみながら学べる施設です。
相模川を体感できるコーナー

相模川の水源から河口までの全長113kmを、長さ40mの巨大水槽で再現した「流れのアクアリウム」は、上流域、ダム湖、中流域、下流域、河口域で変化する環境を観察することができます。
相模川の湧水から始まる支流の水辺を屋外に再現した「湧水と小川のアクアリウム」では、エサやりで魚とのふれあい体験ができます。
「タッチング水槽」では期間限定でアメリカザリガニに触れることができ、生きものとのふれあい方や生態の仕組みを親子で考える情操教育の場として賑わっています。
おうちでも楽しいアクアリウムさがみはら(外部リンク)
*Instagram : @sagamihara_aquarium
Twitterの字数制限140字に詰まった魚の解説が楽しいSNSアカウントです。ホームページの飼育日誌、情報誌『FREAI NEWS』では、地域で開催する多様な体験・学習イベントの様子が紹介されています。
(画像提供:相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら)
相模川

相模川は面積1,680m2、長さ113kmの県内最大の一級河川です。山梨県山中湖を水源に、平塚市と茅ヶ崎市で相模湾に到着します。山梨県では「桂川」と呼ばれています。
古くから生活用水として活用され、日本初の近代水道である「横浜水道」も、相模川を水源としています。現在も県内水需要の九割が相模川と酒匂川からまかなわれます。
江戸時代、相模川でとれる鮎は将軍家に献上されていました。川底の藻類を食べる鮎には「香魚」と呼ばれる由来となる特有の香りがつきます。特に相模川支流「道志川」の鮎は、身がしまり香りがあるとされ評判で、激流にもまれて鼻が曲がって見えるように育つことから「鼻曲がり鮎」と呼ばれる名物でした。
鉄道や自動車などの交通機関が整備される前の時代には、相模川は水上交通の場としても重要な役割を担っていました。物資輸送のため「高瀬舟」が行き来し、上流から炭や米、河口から肥料や塩、生活雑貨を運んでいました。様々な船が渡る風景は浮世絵などにも残っています。

(県立図書館:展示担当)