2017年9月11日から2018年5月9日まで、アイルランド共和国のゴールウェイ州にある公立図書館でボランティアをしました。ゴールウェイ(Galway)はゴールウェイ州の都市で、アイルランド共和国の西側に位置した港町です。
首都ダブリンから鉄道か高速バスに乗り約2時間30分掛かりますが、海辺の素敵な街です。
Galwayのシティセンターではあちこちでケルト音楽が奏でられ、多くの観光客が訪れます。Cityを離れて少し田舎に行くと、広い大地と羊の牧歌的風景が広がります。
アイルランドでは金銭が発生しない労働は全てボランティアと言われます。私も勿論ボランティアになりますが、仕事は月曜日から金曜日の9時30分から17時まで図書館のスタッフと共に働きました。
移民の多いアイルランドでは司書として図書館で働くだけではなくボランティアをする際にも、人種差別はしないとの書類にサインをします。ですので、図書館利用者の中にはアジア人は苦手と露骨に出す人もいましたが、同僚からは全く感じませんでした。
また、GalwayでLibrarianの資格を持っている人は数少なく、ほとんどの方がLibrarianアシスタント資格を持って働いています。そのアシスタント資格にも段階が幾つか有り、アシスタントのまま定年退職する方も多くいます。農場で羊を育てていて、図書館の仕事と兼業している同僚もいました。
またアシスタントではなく、Librarianの資格を持っている方は特に専門的に勉強された方々でLibrarian資格にも段階があると聞きました。

ゴールウェイ州の公立図書館はLibrary Headquartersと呼ばれる本部と51の図書館が有り、その内、Galwayの中心部であるGalway CityにはGalway City Library、Ballybane Library 、Westside Library の3図書館が有ります。City内のこの3ヶ所であれば、利用者はどこで借りても返却しても大丈夫です。
私のボランティア先はGalway City Libraryでシティセンターにある図書館でした。スタッフは館長も入れて10名ほどで、他の住宅街の図書館は月曜日が定休日でしたが、こちらは日曜日が閉館で月曜日は開館していました。City libraryは仕事帰りの利用者も多いので、火曜日から木曜日は20時まででしたが、Ballybane Libraryは住宅街なので17時まで、お昼も12時から13時まで図書館を閉めてしまいます。
スタッフの人数が1人2人というわけではないので、それには少し驚きました。利用者は12時になると一度家に帰らなくてはいけません。
ボランティア先の図書館には、スタッフルームに立派なキッチンがあって料理をすることも出来ます。
お手洗いもスタッフ用と利用者用は全く別になっていて、スタッフ用は作りも立派で綺麗でした。
日本は利用者第一の考え方なので、国が違うと価値観も全く違うのだと思いました。
私を受け入れてくださったGalway City Libraryの館長は、数少ないSenior Librarianの資格を持つ小さくて細くタフな女性の方でした。
館長でありながら誰よりも雑用をこなし、とにかく良く動く元気な方で、ゲール語と英語を話し、地域で約250人が所属するマラソン同好会の創設者でもありました。
(県立図書館:クリとポン)