令和6年度関東・甲信越静地区図書館地区別研修開催要項
1 趣旨
図書館地区別研修は、図書館法(昭和25 年法律第118 号)第7 条の規定に基づき実施するもので、情報化の進展など図書館に関する最新のテーマや地域における課題等について研修を行い、図書館における中堅の司書としての力量を高めることを目的とする。
2 主催
文部科学省 神奈川県教育委員会
3 主管
神奈川県立図書館
4 共催
神奈川県立神奈川近代文学館 公益財団法人神奈川文学振興会
5 協力
全国公共図書館協議会 関東地区公共図書館協議会 日本図書館協会 神奈川県図書館協会 神奈川県学校図書館員研究会
6 期日
令和6年12月10日(火曜日) ~12月13日(金曜日)
7 会場
12月10日(火曜日)・11日(水曜日) 神奈川近代文学館 (横浜市中区山手町110 港の見える丘公園内)
12月12日(木曜日)・13日(金曜日) 神奈川県立図書館 本館4階 学び⇔交流エリア(横浜市西区紅葉ケ丘9-2)
8 参加資格
(1)図書館法第2条に規定する図書館に勤務する司書で、勤務経験がおおむね3年以上のもの若しくは研修テーマに関連する業務に従事しているもの
(2)上記(1)と同等の職務を行うと神奈川県教育委員会が認めたもの
9 定員
70名程度
10 参加費
無料
11 修了証書
研修日程のおおむね4/5以上を受講し、研修成果(研修内容、研修成果を踏まえた業務の改善提案・活用方法について等)について、研修終了後2週間以内にレポート(1,200字程度)を提出した者に修了証書を授与します。
12 日程・内容
12月10日(火曜日) 会場:神奈川近代文学館
14:00~14:30 | 受付 |
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14:30~14:50 | 開講式・オリエンテーション |
14:50~15:20 | 文部科学省説明 |
15:20~15:30 | 休憩 |
15:30~17:30 | 基調講演 「まちづくりと図書館建築」 講師:環境デザイン研究所会長/東京工業大学名誉教授 仙田 満 社会インフラの老朽化は図書館界にも及び、近年では自治体図書館の再整備が相次いでいる。まちづくりの一環として滞在型図書館が増える今、子どもから高齢者まで幅広い年代が利用する図書館はどうあるべきか。誰もが訪れたくなる図書館づくりについて、建築の視点を取り入れ考える。 |
12月11日(水曜日) 会場:神奈川近代文学館
9:30~10:00 | 受付 |
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10:00~12:00 | 講義1「地域資料と図書館」 講師:元小平市中央図書館長/日本図書館協会認定司書(第2024号) 蛭田 廣一 地域資料は図書館サービスの柱であり、地域課題の解決に不可欠な情報資源である。デジタルアーカイブなどの情報発信を含め、利用のための事業展開について考える。 |
12:00~13:30 | 休憩 |
13:30~14:30 | 事例報告1 「地域の資料を守る、繋げる」 講師:鎌倉市中央図書館館長補佐 浅見 佳子 地域の歴史的資料を後世へ残し、活用していくため、鎌倉市図書館が実践する、行政内部や外部団体と連携した様々な取り組みについて学ぶ。 |
14:45~15:45 | 施設見学1 講師:神奈川近代文学館資料課長 田中 美江 |
15:45~16:00 | 休憩 |
16:00~17:30 | 講義2「図書館と文学館の連携」 講師:皇學館大学文学部国文学科准教授 岡野 裕行 図書館と文学館との連携の可能性について、文学館や図書館で開催されるイベント「文学散歩」の実践例を学ぶ。また、図書館が別組織と連携する効果や課題について考える。 |
12月12日(木曜日) 会場:神奈川県立図書館
9:30~10:00 | 受付 |
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10:00~12:00 | 講義3 「りんごの棚から始まる読書に困難のある人々へのサービス」 講師:日本図書館協会障害者サービス委員会委員長/埼玉県立久喜図書館司書主幹 佐藤 聖一 読書に困難のある人々へのサービス状況を俯瞰し、その内容とサービスが抱える課題について整理する。また、講師が図書館員として長く同サービスに携わってきた経験から、より良いサービスについて知見を伺う。 |
12:00~13:30 | 休憩 |
13:30~15:00 | 講義4 「子どもに差し出す紙資料、デジタル資料」 講師:群馬大学情報学部教授 柴田 博仁 学校教育現場でもDX化が進み、公共図書館でも電子書籍を導入するなど、読書環境のデジタル化が進んでいる。読書や教育の中でデジタル資料と紙資料をどのように使い分け、子どもたちに提供していくのが良いか、認知科学を専門とする講師から学ぶ。 |
15:00~15:15 | 休憩 |
15:15~16:15 | 事例報告2 「子どもの読書を支える」 講師:相模原市教育委員会教育局生涯学習部橋本図書館館長 原 幸治 橋本図書館副主幹 中島 純子 図書館主査 清野 愛子 相模大野図書館主事(司書) 中村 佳菜子 子どもの年代にあわせた読書を支える取り組みについて、「くるくるとしょかん(子ども読書資料循環制度)」 や、近隣校と連携した「としょかんまつり」、「YA大賞」事業など、相模原市の実践を学ぶ。 |
16:30~17:30 | 施設見学2 講師:神奈川立図書館企画サービス部部長 森谷 芳浩 |
12月13日(金曜日) 会場:神奈川県立図書館
9:30~10:00 | 受付 |
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10:00~12:00 | 講義5「図書館の広報戦略を考える~メディア活用戦略モデルを基礎に~」 講師:東海大学文化社会学部広報メディア学科 客員教授 河井 孝仁 シティプロモーションの観点から、図書館の広報戦略を考える。自治体広報の具体的事例を盛り込みながら、広報計画の策定などについて学び、ミニワークショップにより学びを深める。 |
12:00~12:15 | 閉講式 |
13 参加申し込み
お申し込み受付は終了しました。
14 お問合せ先
神奈川県立図書館企画協力課(担当:腰越、朝田)
TEL 045-263-5918(企画協力課直通)/ FAX 045-241-0985(代表)
15 会場案内
神奈川近代文学館
○電車を利用して
・みなとみらい線「元町・中華街駅」 徒歩10分
・JR京浜東北線、根岸線「石川町」 徒歩20分
○バスを利用して
桜木町駅から
・神奈川中央交通バス11系統
・横浜市営バス20系統
・観光スポット周遊バス「あかいくつ」
いずれも「港の見える丘公園」下車、徒歩3分
神奈川県立図書館
○電車を利用して
・JR「桜木町駅」北改札西口 徒歩10分
・市営地下鉄線「桜木町駅」南1口 徒歩10分
・京浜急行線「日ノ出町駅」 徒歩13分
・みなとみらい線「みなとみらい駅」けやき通り口 徒歩20分
○バスを利用して
横浜駅東口から
・横浜市営バス 103系統(横浜駅東口始発)
「戸部1丁目」下車 徒歩5分 ※坂道が比較的ゆるやかです。
・横浜市営バス「桜木町駅前」経由の系統 (横浜駅東口始発)ほか「紅葉坂」下車 徒歩7分
16 その他
受講通知
受講者決定通知をメールでお送りしておりますので、ご確認ください。
メール送付日 11月8日(金曜日)
メールが届かない場合は、お手数ですがお電話でお問合せください。
定員
施設見学では定員を制限する可能性があります。その場合、1.修了証発行を希望している方(全日程申込の方) 2.県外から参加の方 の順に優先的に受付いたします。ご希望にも関わらず参加いただけない方がある場合には、個別にご連絡いたします。どうぞご了承ください。
連絡事項
1コマのみの受講も可能です。修了証書の発行を希望する方は11.終了証書の項目をご覧ください。
その他連絡事項については、随時、案内ページに掲載いたします。
宿泊施設
宿泊施設については、各自お申込みください。