転記用URL :https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/archives/detail?cls=col0201&pkey=00000001
資料詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 管理番号 | 00000001 |
| タイトル | 大旆 大江卓 |
| 出版年・撮影日等 | 明治4(1871) |
| 大きさ | 345.5×198.5cm |
| 種類 | その他の資料 |
| 時代 | 幕末・開港期 |
| 場所 | 神奈川県域 |
| カテゴリー | マリア・ルス号事件の『大旆』 |
| 解説 | 表地の素材は赤い繻子で、裏地は赤茶色の木綿。大きさは縦345.5cm、横198.5cm(平成21年の修理前の寸法は縦349cm横188cm。修理の過程で幅が10cm程度大きくなった)。両端には約5cm幅の模様を織り込んだモールで縁取りがしてある。上部の大金文字「指蝗ク高陞」(蝗クは日の異字体)は撚金糸による駒刺繍。その下部を人物や花鳥の色鮮やかな刺繍で囲み、中央に金文字を配してある。中央の金文字は、従来、金泥で描かれたと思われていた。しかし、平成21(2009)年修理時に川島織物セルコンが調査したところ、新事実が分かった。胡粉を混ぜた糊で筆書きしたのち、金粉を蒔くか金箔を貼る技法で表現したものと思われる。しかしどちらの技法が取られたかは定かではない。現状では金の剥落も多く、下の胡粉が覗いて文字が全体に白っぽく感じられる。人物や花鳥の刺繍については、「大旆のはなし」(石橋正子著『神奈川県立図書館紀要 第3号』)に詳しい。大江卓に贈られた大旆は、数年間は大江卓の手元に置かれていたが、大正初年ごろ曹洞宗の名刹で横浜市鶴見区にある総持寺に預けられた。総持寺伽藍の中心となる堂宇である放光堂の中央の柱に掛けられていたといわれる。金文字の退色は長年の線香の煙などによるものであろう。後になって寺の倉庫である知庫寮に納められた。戦時中、鶴見の海側は京浜工業地帯の一角を占めていたため空襲の目標とされたが、寺のある山側は戦火を逃れ、「大旆」も無事だった。 昭和34(1959)年5月15日に、大江卓の子孫である原田良一氏と大江穐子氏によって県立図書館に寄贈された。こうして、明治6(1873)年に横浜中華会館から贈られた大旆は、80年以上の時を経て、昭和30(1955)年から県立図書館に収蔵されていた副島家の大旆と再会したのである。 |
| 収蔵元 | 神奈川県立図書館 |
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