神奈川県立川崎図書館は、図書館活動について、計画→実施→評価のサイクルを実現し、運営の持続的改善を図ることを目的として活動評価を行っています。

令和2年度は、次の数値目標を達成することを目指します。

数値目標

ア 社会教育施設評価書の全館共通評価項目

利用状況

評価項目 1年間の目標値 備考
1 利用者満足度 98% 利用者にアンケートを行い、満足度を調査
2 入館者 90,000人 年間入館者数
3 教育・普及事業への参加者 1,400人 研修、講座や知財相談等の参加者数
4 インターネットアクセス 4,200,000件 ホームページのアクセス件数

資料・収蔵品

評価項目 1年間の目標値 備考
5 活用 1,000点 展示または各種メディア等で紹介した資料点数
6 維持管理 資料の棄損を防止する 書き込み、切り取りや汚破損など資料の棄損件数を減少させる。(記述項目)

調査研究

評価項目 1年間の目標値 備考
7 研究成果の公開 40件 職員の日ごろの研究活動および研究成果に関する文献等の執筆件数、研修会および研究集会での発表件数

情報発信

評価項目 1年間の目標値 備考
8 事業情報の発信 270件 定期刊行物やホームページ、SNS などによる情報発信件数

施設運営

評価項目 1年間の目標値 備考
9 観覧料および事業等収入(図書館は除く)
10 施設点検 図書館利用に障がいのある人々へ配慮する。 だれもが等しく利用できる図書館を目指す(記述項目)
11 自己研鑽および他館の研究 資料に関する知識、レファレンス能力、効果的な広報スキルなどの専門的能力の向上 スキルアップに寄与する内部・外部の研修や講座の参加者延人数(記述項目)

イ 川崎図書館の個別評価項目

資料収集・整備

評価項目 1年間の目標値 備考
1 社史等の収集 540件 社史と逐次刊行物の新規寄贈数
2 破損等資料の修理件数 100% 書き込み、切り取りや汚破損などの棄損を発見した資料のうち修理したものの割合

資料・情報の提供

評価項目 1年間の目標値 備考
3 レファレンスサービス 4,100件 カウンターでの口頭、電話、メール・文書によるレファレンス件数(県機関、県立学校等を含む。)
4 貸出数 27,000件 個人利用者への貸出冊数
5 書庫内資料利用数 30,000点 書庫の資料を提供した点数
6 複写枚数 109,000枚 コイン式コピー、電子ジャーナル等のプリントアウト、郵送複写等
7-1 電子ジャーナル等の利用人数(利用申込み) 1,900人 電子ジャーナルや外部データベース等の電子情報の利用申込み人数

7-2 電子ジャーナル等の利用件数(IEEE、Scopus文献閲覧件数)

7,500件 電子ジャーナルや外部データベース等の電子情報の文献閲覧件数

連携・協力事業

評価項目 1年間の目標値 備考
8 行政支援サービス 500件 県機関、県試験研究機関や高校図書館等への資料提供冊数
9 県内市町村図書館等への貸出冊数 6,200冊 県内市町村図書館等への資料提供冊数
10 県外図書館への貸出冊数 170冊 県外図書館等への資料提供冊数

広報・普及活動

評価項目 1年間の目標値 備考
11 テーマによる資料展示回数 40回 テーマによる資料展示を行った回数
12 視察・見学会等実施件数 60件 視察や見学会、職業体験、インターンシップを受け入れた件数
13 各団体・機関への広報実施件数 50件 産業団体や外部機関等へ出向くなど、川崎図書館を広報した、あるいは該当団体・機関の持つ広報手段を活用した広報件数

図書館運営の条件整備

評価項目 1年間の目標値 備考
14 自己研鑽および他館の研究 300人 スキルアップに寄与する内部・外部の研修や講座の参加者延人数

活動評価

令和2年度の活動評価は、次のような結果となった。

『活動評価』の詳細(PDF形式:268KB)

評価基準(達成度)は以下の通りである。

達成率 評価
達成 目標値≧100%
ほぼ達成 目標値≧80%
未達 目標値<80% ×

ア 社会教育施設評価書の全館共通項目(5区分11項目。当館は10項目)

利用状況

1 利用者満足度
目標値 達成値 達成率 評価
98% 94.0% 95.9%
課題・対応の方向
  • 県立川崎図書館に関するアンケート」(10月12日から10月17日まで)から算出した。「満足」「どちらかといえば満足」と回答した人/回答者合計の人数比。
  • 目標値には達しなかった。利用者に満足いただける図書館サービスの提供に努める。

2 入館者
目標値 達成値 達成率 評価
90,000人 51,845人 57.6% ×
課題・対応の方向
  • 新型コロナウイルスの影響により目標を達成できなかった。「新しい生活様式」における来館サービスの在り方を検討していく。

3 教育・普及事業への参加者
目標値 達成値 達成率 評価
1,400人 224人 16.0% ×
課題・対応の方向
  • コロナ禍の対応として、講演会、イベント等については、中止、人数制限や予約制での実施などの対応をとった。「新しい生活様式」における適切な実施について検討していく。

4 インターネットアクセス
目標値 達成値 達成率 評価
4,200,000件 3,591,276件 85.5%
課題・対応の方向
  • レスポンシブデザインに対応し新しくなったホームページを活かす魅力的なコンテンツを作成し、適宜更新していく。

資料・収蔵品

5 活用(展示または各種メディア等で紹介した資料点数)
目標値 達成値 達成率 評価
1,000点 1,117点 111.7%
課題・対応の方向
  • 引き続き、図書館の利用促進につながるような展示の企画、実施に努めるとともにホームページ等での資料紹介等を積極的に行う。

6 維持管理
目標値 達成値 達成率 評価
資料の棄損を防止する。 資料の棄損防止に努めた。
課題・対応の方向
  • 引き続き、職員・利用者による資料棄損の予防に取り組んでいく。

調査研究

7 研究成果の公開(発表・印刷物等)
目標値 達成値 達成率 評価
40件 38件 95.0%
課題・対応の方向
  • 職員の研究活動や文献執筆や講師などによる発表の機会を確実に捉えるように努める。

情報発信

8 事業情報の発信(定期刊行物やホームページ、SNSなどによる情報発信件数)
目標値 達成値 達成率 評価
270件 287件 106.2%
課題・対応の方向
  • 引き続き、効果的な情報発信方法を模索しつつ、着実な情報発信に努める。

施設運営等

9 観覧料及び事業等収入

図書館は対象外

10 施設点検(だれもが等しく利用できる図書館を目指す。)
目標値 達成値 達成率 評価
図書館利用に障がいのある人々へ配慮する。 図書館利用に障がいのある人々へ配慮した。
課題・対応の方向
  • 引き続き、図書館利用に障がいのある人々が少しでも利用しやすくなるよう、取り組んでいく。

11 自己研鑽及び他館の研究(スキルアップに寄与する内部・外部の研修や講座の参加者延人数 個別項目「14」参照)
目標値 達成値 達成率 評価
資料に関する知識、レファレンス能力、効果的な広報スキルなど専門的能力の向上 目標とする研修や講座の参加者延人数に達しなかった。
課題・対応の方向
  • 積極的に、館内研修を行い、専門的能力を着実に養成するとともに、館外研修や他図書館などの見学に参加し、知識やスキルの向上に努める。

イ 個別項目(5区分15項目 「7」は2項目)

資料収集・整備

1 社史等の収集(社史と逐次刊行物の新規寄贈数)
目標値 達成値 達成率 評価
540件 372件 68.8% ×
課題・対応の方向
  • 刊行情報に注意し、的確な寄贈依頼を行うなど、速やかな収集・提供に努める。

2 破損等資料の修理件数(修理件数/破損等件数)
目標値 達成値 達成率 評価
100%

100%

(1,062件/1,062件)

100.0%
課題・対応の方向
  • 引き続き、書き込み、切り取りや汚破損などの棄損発見に留意し、資料の的確な修理や保存に努める。

資料・情報の提供

3 レファレンスサービス(カウンターでの口頭、電話、メール・文書によるレファレンス件数(県機関、県立学校等を含む。))
目標値 達成値 達成率 評価
4,100件 2,933件 71.5% ×
課題・対応の方向
  • レファレンスサービスの周知を図り、利用促進に努める。

4 貸出数(個人利用者への貸出冊数)
目標値 達成値 達成率 評価
27,000件 22,962件 85.0%
課題・対応の方向
  • リクエスト等に的確に対応すると共に、貸出サービスの周知を図り、利用促進に努める。

5 書庫内資料の提供(書庫の資料を提供した件数)
目標値 達成値 達成率 評価
30,000件 33,122件 110.4%
課題・対応の方向
  • 引き続き、書庫内資料の周知を図り、所蔵資料のデータ整備を確実に進めると共に、所蔵調査等に的確に対応し、速やかに提供できるよう努める。

6 複写枚数(コイン式コピー、電子ジャーナル等のプリントアウト、郵送複写等)
目標値 達成値 達成率 評価
109,000枚 121,935枚 111.8%
課題・対応の方向
  • 引き続き、所蔵資料の周知を図り、データ整備を確実に進めると共に、所蔵調査等に的確に対応し、速やかに資料提供できるよう努める。

7-1 電子ジャーナル等の利用人数(利用申込み延べ人数)
目標値 達成値 達成率 評価
1,900人 1,409人 74.1% ×
7-2電子ジャーナル等の利用件数(IEEE、Scopus文献閲覧件数)
目標値 達成値 達成率 評価
7,500件 1,695件 22.6% ×
課題・対応の方向
  • コロナ禍において、館内利用が条件である電子ジャーナル・データベース等は利用が減少した。今後の在り方について検討を行う。

連携・協力事業

8 行政支援サービス(県機関、県試験研究機関や高校図書館等への資料提供冊数等)
目標値 達成値 達成率 評価
500件 442件 88.4%
課題・対応の方向
  • 各行政機関、県試験研究機関に、図書や文献を提供するサービスに努める。

9 県内市町村図書館等への貸出冊数
目標値 達成値 達成率 評価
6,200冊 5,547冊 89.4%
課題・対応の方向
  • 県立図書館と協力したKL-NETによる相互貸借等の推進を図る。

10 県外図書館への貸出冊数
目標値 達成値 達成率 評価
170冊 202冊 118.8%
課題・対応の方向
  • 引き続き、魅力的なものづくり技術に関する資料等の周知を図り、さらに収集・提供に努める。

広報・普及活動

11 テーマによる資料展示回数
目標値 達成値 達成率 評価
40回 63回 157.5%
課題・対応の方向
  • 引き続き、当館所蔵資料を活用した展示について、時宜に適うテーマに留意しつつ「ものづくりギャラリー」を中心に、館内各所で開催する。

12 視察・見学会等実施件数(視察や見学会、職業体験、インターンシップを受け入れた件数)
目標値 達成値 達成率 評価
60件 21件 35.0% ×
課題・対応の方向
  • コロナ感染予防対策を徹底して、視察・見学会、職業体験等の希望に着実に対応するよう努める。

13 各団体・機関への広報実施件数(産業団体や外部機関等へ出向くなど、川崎図書館を広報した、あるいは該当団体・機関の持つ広報手段を活用した広報件数)
目標値 達成値 達成率 評価
50件 30件 60.0% ×
課題・対応の方向
  • 「新しい生活様式」において適切な手段による当館の周知や講座などを検討し、また、該当団体等の持つ広報手段を通じた広報を積極的に行うよう努める。

図書館運営の条件整備

14 自己研鑽及び他館の研究(スキルアップに寄与する内部・外部の研修や講座の参加者延人数)
目標値 達成値 達成率 評価
300人 287人 95.6%
課題・対応の方向
  • 館内研修を行い、専門的能力を着実に養成するとともに、館外研修や他図書館などの見学に参加し、知識やスキルの向上に努める。