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トピックスのとびら

 図書館には図書、雑誌、地域資料、新聞、視聴覚資料、インターネットといったたくさんの情報のとびらがあります。
 そのとびらを開いて、時事的な話題を複合的な視点から紹介します。

No.92 終活(2013年3月発行)

 「シューカツ」と聞くと就職活動を思い浮かべますが、ここのところ、中高年の方々の間では“終活”が話題のようです。
 人生の終末に向けて葬儀やお墓の準備を始める、自分らしく人生を締めくくるための準備をすることを指していますが、この言葉は「週刊朝日」の連載から生まれました。
 いつかは必ず訪れるその時に思い残すことがないように備えることが、今をより良く生きることにつながるようです。
 今月はそんな終活に関わる資料を集めてみました。

図書のとびら

『死に方、六輔の。』
永六輔 構成:矢崎泰久 飛鳥新社 2005年 請求記号:914.6-988(21891577)
 200万部を超す大ベストセラーになった『大往生』(20669057)で、巷に生きる人々の言葉を軸に「死」についてまとめた著者が語る、ロクスケ流この世と笑ってサヨナラする方法。ジャーナリストの矢崎泰久氏と「死」についてたっぷり語り合っています。

『墓は、造らない』
島田裕巳 大和書房 2011年 請求記号:385.6-93(22557326)
 「新しい「臨終の作法」」というサブタイトルが付いています。宗教学者の著者が、墓をめぐるさまざまな問題について、その原因を明らかにし、問題をいかに解決していけばいいのか考えています。

『墓石の下には眠らない (朝日新書151)』
黒田麻由子 朝日新聞出版 2008年 請求記号:385.6-78(22258628)
 「新しい旅立ち、樹木葬・自然葬」というサブタイトルが付いています。ノンフィクションライターの著者が、樹木葬や自然葬という新しい葬法を選んだ人々、または遺族・親族に、そこに至るまでの経緯や心情を詳しく聞いてまとめています。

『活用しよう!任意後見』
太田健治/岡村幸治/兼行邦夫編著 寳金敏明監修  日本加除出版 2011年 請求記号:324.65-23(22562813)
 「安心の老後と相続のために」というサブタイトルが付いています。任意後見制度とは、認知症等で判断能力が衰えた後の法律事務を信頼できる人に委託することで、本人の社会生活や療養看護についてもサポートしようとする仕組みです。多くのお年寄りが「老い支度」として利用している任意後見制度について、必要な法律知識、注意事項などが記されています。

『あなたにも来る怖い相続 (フォレスト2545新書019)』
松田茂樹 フォレスト出版 2010年 請求記号:324.7-127(22467617)
 相続専門コンサルタントの著者が、相続で起こりうるさまざまな問題をストーリー仕立てで紹介しています。このフォレスト2545新書はすぐに使える・面白いをコンセプトに、25~45歳向けに創刊されたシリーズです。

『エンバーミング』
公益社葬祭研究所編著 現代書林 2005年 請求記号:385.6-59(21815592)
 「新しい葬送の技術」というサブタイトルが付いています。エンバーミングは、日本語で「遺体衛生保全」と訳されており、「防腐」「殺菌」「修復」「美粧」の処置を施すことによって、生前元気だった頃に近い自然な状態に戻し、遺族とのより良い別れを実現するための技術です。
 エンバーミングについて多くの人に正しい理解を持っていただきたい、ということで、デメリットも含めてこの技術について紹介されています。

雑誌のとびら

現代終活事情
『週刊朝日』 2009年8月14日号~2009年12月25日号(全19回) 請求記号:Z051-47
 全19回の短期集中連載です。この連載が「終活」という言葉を生み出しました。
様々なニーズに応える新規参入業者が登場し、変革期を迎えた葬儀業界についてのリポートです。葬儀、お墓、お寺などの新たなサービスやあり方について紹介されています。

女子の終活「墓」も「仏壇」も残したくない
『AERA』 2010年9月6日号 p.32-35 請求記号:Z051-203
 男性より寿命が長く、親、夫、自分の「没後」が降りかかってくる女性の終活についての記事です。当代限りの納骨堂やサークル感覚の共同墓が人気のようです。

今こそ備える 相続・遺言&墓
『週刊東洋経済』 2011年8月6日号 p.34-81 請求記号:Z330.5-2
 誰もが避けては通れない相続。本人や遺族が納得する形で円満に相続手続きを済ませるためには、生前からの準備が必要、ということで、遺言の書き方から資産の見直し、お墓の準備まで、万一のときに備えてしておくべきことを特集しています。

おひとりさまの時代の健康的な「終活」
『Kotoba 多様性を考える言論誌』 2012年春号 p.116-119 請求記号:Z051-904
 著者はノンフィクションライターの中澤まゆみ氏です。ひとりだけの老後を寂しいと思わず、前向きに過ごすために今から準備できる、自分仕様の「終活」についての記事です。「自分力」と、そのサポートにつながる「人もち力」をキーワードに、自分仕様のセーフティネットをつくることが大切だ、と論じています。
 この号の特集は「死を想う」で、現代人にとって「死」とは何か?我々は最期に死とどのように折り合いをつければいいのか…読み応えがあります。

40歳で書くエンディングノート心得
『AERA』 2012年11月26日号 p.36-39 請求記号:Z051-203
 人生の終わりに備え、自分のことを書き残す「エンディングノート」。30、40代の若い世代でもこのノートを書く人が増えている、ということで、書く際の心得が掲載されています。

カネをかけずに納得の寺・墓・葬儀
『週刊ダイヤモンド』 2013年1月19日号 p.26-67 請求記号:Z330.5-49
 一般にはわかりづらい料金体系になっていて、トラブルが絶えない葬儀や墓。冥福を祈ること、故人をしのぶことに何が必要なのかを考える特集です。
 話題の終活セミナーやエンディングノートについての記事や、新たな仏教ブームについての記事などがあります。

新聞のとびら

相続や墓の相談も 幸区で「終活フェア」
『神奈川新聞』2012年9月29日(土)朝刊11p
 9月28日に川崎市幸区の市産業振興会館で開かれた「終活フェアin川崎」の紹介記事です。神奈川終活フェア実行委員会の主催で、葬儀や相続、介護など、人生のエンディングに関する正しい知識を提供し、より良い“終活”を考えるきっかけにしてもらおうということで開催されました。
 この「終活フェアin川崎」、第2回が3月28日(木)に開催が予定されています。(https://www.facebook.com/syuukatsukawasaki

"終活"のススメ
『フジサンケイビジネスアイ』
 執筆者は、神奈川こすもす代表取締役で厚生労働省認定葬祭ディレクター技能審査1級葬祭ディレクターの清水宏明氏です。葬儀現場の経験を通して感じた「本当に必要な終活」についての連載です。

記事名・内容 掲載日・ページ
第1回 最高の人生の締めくくり方 2012年9月19日(水)朝刊14p
第2回 社会の変化から考える必要性 2012年9月26日(水)朝刊14p
第3回 遺言書は「家族へのラブレター」 2012年10月3日(水)朝刊12p
第4回 エンディングノートで家族の負担軽減 2012年10月10日(水)朝刊14p
第5回 高齢者の身元保証・成年後見 2012年10月17日(水)朝刊12p
第6回 「おひとり様」は事前準備 2012年10月24日(水)朝刊12p
第7回 介護も準備が必要 2012年10月31日(水)朝刊12p
第8回 家族ケアがみとりのポイント 2012年11月7日(水)朝刊12p
第9回 葬儀の事前相談、希望を明確に 2012年11月14日(水)朝刊12p
第10回 供養も多様化、自分らしい選択を 2012年11月21日(水)朝刊12p
第11回 「グリーフ」への取り組み 2012年11月28日(水)朝刊12p
第12回 第二、第三の人生設計 2012年12月5日(水)朝刊12p
第13回 「社葬」とは 上 2012年12月12日(水)朝刊12p
第14回 「社葬」とは 中 2012年12月19日(水)朝刊12p
第15回 「社葬」とは 下 2012年12月26日(水)朝刊12p