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トピックスのとびら

 図書館には図書、雑誌、地域資料、新聞、視聴覚資料、インターネットといったたくさんの情報のとびらがあります。
 そのとびらを開いて、時事的な話題を複合的な視点から紹介します。

No.84 オリンピック(2012年7月発行)

 2012年7月27日(金)から8月12日(日)の日程で、ロンドンオリンピックが開催されます。夏季大会としては第30回となり、世界の200を超える国と地域から選手が参加して26の競技が行われる予定です。世界の頂点を目指す熱い闘いから目が離せない日々になりそうです。
 オリンピックは、古代ギリシアで行われていた「オリンピア祭典競技」が前身で、現在行われている近代オリンピックは、フランスのピエール・ド・クーベルタン男爵の提唱で1896年に始まったものです。日本では、夏季大会が東京(1964年)で、冬季大会が札幌(1972年)・長野(1998年)で開催されました。
 オリンピックについて、県立図書館で所蔵する資料をご紹介します。奥深いオリンピックの世界にふれてみませんか。

図書のとびら

『オリンピックのすべて 古代の理想から現代の諸問題まで』
ジム・パリー,ヴァシル・ギルギノフ著 舛本直文訳著 大修館書店 2008年 請求番号:780.69TT-55(22180061)
 高校生および一般大学生向けに書かれたオリンピックの教科書の翻訳です。オリンピックの持つ教育思想や平和思想を理解できるように、理念や歴史だけでなく経済的側面や政治的側面、環境問題など幅広い分野に渡って論じられています。原題の直訳によれば「この本を読めばオリンピックが説明できる」そうです。

『オリンピックはなぜ世界最大のイベントに成長したのか』
マイケル・ペイン著 保科京子・本間恵子訳 グランドライン 2008年 請求番号:78.069TT-58(22217590)
 IOCの初代マーケティング部長を務めた著者が描くオリンピック・ビジネスの舞台裏。ほとんど破綻状態にあったオリンピックが、優れた洞察力を持った指導者の手でどのようにして這い上がったか、どのようにして独自のマーケティング基盤を構築してきたのか、克明に記されています。ビジネスストーリーとして読むことができます。

『オリンピックの言語学 メディアの談話分析』
神田靖子・山根智恵・高木佐知子編著 大学教育出版 2011年 請求番号:801.03-160(22531099)
 文化的・国家的背景が、人々のオリンピックの受け止め方や、自国に対するナショナリズムの形成に与える影響について、談話分析の観点から分析しています。言語学の分析対象としてオリンピックを取り上げることは稀で、珍しい取り組みといえます。新聞記事の日韓比較やブログに見る日本人の国民意識、選手談話の豪中韓日比較などで構成されています。

『TOKYOオリンピック物語』
野地秩嘉著 小学館 2011年 請求番号:780.69-67(22498703)
 日本の復興と繁栄を世界に知らしめた1964年の東京オリンピック。この大会を成功させるために集められた人々の熱い人間ドラマを描いたノンフィクションです。
 第5章にある市川崑監督の記録映画「東京オリンピック」は16ミリフィルムで所蔵しています。(資料番号40069791 団体利用のみ)

『オリンピック・シティ東京 1940・1964』
片木篤著 河出書房新社 2010年 請求番号:518.8-301(22392187)
 オリンピックを契機として東京はどのように変わったのか。第12回(1940年、戦争激化のため返上)と第18回(1964年)のオリンピック東京大会を、都市・建築の視点から読み解いています。

『幻の東京オリンピックとその時代』
坂上康博・高岡裕之編著 青弓社 2009年 請求番号:780.69-63(22352074)
 1940年に開催が予定されていたにもかかわらず返上された「幻の東京オリンピック」の実態を、中止にいたる国際政治の力学、戦時下のスポーツ界の動向など多くの写真・図版とともに多様な角度から照らし出しています。

『オリンピックと近代 評伝クーベルタン』
ジョン・J・マカル-ン著 柴田元幸・菅原克也訳  平凡社 1988年 請求番号:780.6-77(20016341)
 近代オリンピックの提唱者クーベルタン男爵の伝記です。人類学者の著者によって、クーベルタンの思いが激変下にあったヨーロッパの社会状況と絡み合い、やがてオリンピック復興という巨大な事業に結実していくさまが克明に描かれています。

『第1回ユースオリンピック競技大会(2010/シンガポール)日本代表選手団報告書』
日本オリンピック委員会 2010年 請求番号:780.69-66(22485098)
 ジャック・ロゲIOC会長が世界の若い世代にスポーツと教育・文化を融合させるために提唱し、実現したユースオリンピックの日本代表選手団報告書です。大会の概要・各競技別報告・公式競技記録等でまとめられています。発行元から寄贈していただきました。
一般世代のオリンピックの日本代表選手団報告書についても、バンクーバー(2010/冬季)・北京(2008/夏季)・トリノ(2006/冬季)・アテネ(2004/夏季)などを所蔵しています。

*県立図書館では、引き続き節電のため、館内照明の一部消灯、利用者端末の一部電源OFF等を行っています。ご不便をおかけしますが、ご理解、ご協力をお願いいたします。

雑誌のとびら

渦中のひと 佐々木則夫サッカー女子日本代表監督の告白 なでしこはまだ伸びる
『日経ビジネス』 2012年1月9日号 p.90-93 請求番号:Z330.5-59
 サッカー女子ワールドカップで優勝し、ロンドンオリンピックの切符も手にした”なでしこジャパン”を率いる佐々木監督に組織マネジメントの奥義を聞いています。

オリンピック リングで舞う華麗なバタフライ
『Newsweek日本版』 2011年12月21日号 p.54-55 p.9-17 請求番号:Z051-197
 ロンドンオリンピックから正式種目となる女子ボクシング。近代ボクシング発祥の地はイギリスだそうです。

きんようぶんか オオカミ小僧の世界一周紀行in BEIJING(vol.06)オリンピック3年後の北京の変貌
『週刊金曜日』 2011年10月21日号 p.47 請求番号:Z051-522
 大学教授の四方田犬彦著。オリンピックを機に変貌した北京の街並みについて紹介しています。

超有識者場外ヒアリングシリーズ(9)スポーツ編 日本オリンピック委員会副会長 福田富昭先生
『ファイナンス(財務省広報誌)』 2011年9月号 p.39-46 請求番号:Z340.5-5
 財務省の主計官が有識者にインタビューするシリーズ。スポーツ振興に関連して、オリンピックなど、スポーツが国民を夢中にする力を地域づくりなどに活かせると語っています。

海外の緑化事情 来年のロンドン・オリンピック開催地
『グリ-ン・エ-ジ(日本緑化センター機関誌)』 2011年8月号 p.30-32 請求番号:Z654-31
 ロンドンオリンピックのメイン会場の準備状況と、緑や環境に対する考え方が紹介されています。スタジアムやアリーナはオリンピック後に改修してスリム化する一方で、公演整備や緑化は、オリンピックを通過点と捉えて、小さく植えて大きく成長させる計画のようです。

海外博物館だより オリンピック博物館(スイス)の紹介
『博物館研究』 2011年3月号 p.21-23 請求番号:Z069-21
 国際オリンピック委員会(IOC)本部のあるスイスのローザンヌに1993年に建てられた オリンピック博物館の紹介です。実感・体験できるコーナーや興味深い展示があるようで、歴史だけでなく政治との関わりや財政面等、オリンピックを様々な角度から学べる博物館のようです。

ロンドンオリンピックをターゲットにした都市再生政策を進めるバジルドン市
『自治体国際化フォ-ラム 』 2011年2月号 p.22-24 請求番号:Z318-547
 オリンピック開催を好機と捉え、ロンドンに近い地理的好条件を活かして都市の再開発を進めるエセックス県バジルドン市の記事です。スポーツ施設を建設し、各国選手団のトレーニング地誘致を目指していると紹介されていますが、2012年になって、バジルドン複合スポーツ施設のプールが競泳日本代表の現地練習拠点となることが発表されました。

バンクーバーオリンピックはこう見られた 時差対策にみるメディア活用術
『放送研究と調査』 2011年2月号 p.22-24 請求番号:Z318-547
 時差”-17時間”という、日本の視聴者にとって好条件ではなかったバンクーバー冬季オリンピックを題材にインターネットアンケート調査をし、ビッグイベントに関する新たな情報の入手傾向を探り、望まれるメディア情報提供のあり方について考察しています。ロンドンは、-8時間です。

新聞のとびら

Road to London ~神奈川からロンドンへ~
『神奈川新聞』
ロンドンオリンピックを狙う、または活躍が期待される神奈川ゆかりの選手に焦点を当てた連載です。

第1回 立石諒(水泳)・三宅諒(フェンシング) 2011年9月27日(火)朝刊18p
第2回 峯村亮(レスリング)・石川裕也・柳川祥一ペア(セーリング) 2011年10月27日(木)朝刊18p
第3回 別府史之(自転車ロードレース)・若松弘樹(水球) 2011年11月29日(火)朝刊20p
第4回 海渕萌(カヌー・スラローム)・酒井麻里子(シンクロナイズドスイミング) 2012年1月31日(火)朝刊21p
第5回 土居愛実(セーリング)・添田豪(テニス) 2012年2月26日(日)朝刊19p
第6回 早川漣(アーチェリー)・井上尚弥(ボクシングライトフライ級) 2012年3月30日(金)朝刊27p
第7回 渡辺一樹(競泳)・深瀬菜月(新体操) 2012年4月26日(木)朝刊20p
第8回 関塚隆監督(サッカー男子) 2012年5月30日(水)朝刊20p

インターネットのとびら

ロンドンオリンピック2012
http://www.joc.or.jp/games/olympic/london/
 JOC(公益財団法人日本オリンピック委員会)HPの中のコンテンツです。ニュースや競技日程一覧、日本代表選手団の公式服装などロンドンオリンピックに関する様々な情報が掲載されています。
 JOCのHPには他にも子どもたちが楽しく学べる「オリンピックを知ろう!」コンテンツなどもあります。