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トピックスのとびら

 図書館には図書、雑誌、地域資料、新聞、視聴覚資料、インターネットといったたくさんの情報のとびらがあります。
 そのとびらを開いて、時事的な話題を複合的な視点から紹介します。

No.83 「節電」を考える(2012年6月発行)

 2011年3月11日に発生した東日本大震災による原発事故などにともない、電力不足問題が起こりました。当初、東京電力は計画停電に踏み切りましたが、社会が混乱し、また電力需要の高まる夏期には供給不足が避けられないとして、経済産業省の電力需給緊急対策本部がまとめた「夏期の電力需給対策について」(平成23年5月13日)にもとづいて、政府は需要の一律15%削減を求める電力使用制限令を発動しました。
 この夏の電力需給も厳しい見通しです。「今夏の電力需給対策について」(平成24年5月18日)において全国的に節電への取組が要請されています。
 昨年の節電について県立図書館で所蔵する関係資料をご紹介します。この夏の節電を考える参考になれば幸いです。 「節電」については技術・工学の分野で論じられることもあるため、県立川崎図書館でも多くの図書や雑誌等を所蔵しています。当館HPの蔵書検索などで検索してみてください。

図書のとびら

『日本の照明はまぶしすぎる』
東海林弘靖著 角川書店 2011年 請求番号:545-102(22538763)
 角川oneテーマ21シリーズ。「節電生活の賢い照明術」というサブタイトルが付いています。照明デザイナーの著者が、今後は「心地よい暗さの提案」が重要な役割になると述べています。また、「光の料理人」兼「光のソムリエ」を目指す著者が、[ 「お腹いっぱいの光」から「おいしい光」へと発想を変えていく快適な光の味わい方を提案しています。日本の明かりの歴史、世界各国の照明事情、今すぐに出来る光のダイエットなど、役に立つ照明情報が載っています。

『節電社会のつくり方』
加藤敏春著 角川書店 2011年 請求番号:543.1-2(22516603)
 角川oneテーマ21シリーズ。「スマートパワーが日本を救う!」というサブタイトルが付いています。
 エコポイント制度を提唱、導入した、元経済産業省官僚の著者が、国難に等しい大災害を縮み思考ではなくプラス思考に変えて希望のある未来を作っていくために、日本全体での節電のための方策と、これからの日本の社会に必要な新しい電力供給の仕組みを解説しています。

『環境自治体白書2011年版』
環境自治体会議編 生活社 2011年 請求番号:519.1-223-2011(22543565)
 「震災を越えて―自治体の再出発」というサブタイトルが付いています。第2部が「自治体と節電」で、自治体・地域にとっても節電・省エネについてや、自治体での節電の事例紹介などがされています。資料編の「市区町村別―節電するとこんないいこと!」では、節電を地域振興の一側面として捉え、節電した電気料金分を地域内で循環させるとどのくらいの経済・雇用効果をもたらすかを全国の市区町町村別に推計したデータを掲載しています。

『節電対策規程とつくり方』
荻原勝著 経営書院 2011年 請求番号:336.4-327(22555908)
 経営コンサルタントである著者が節電を進めるための人事面での対策(規程)を実務的に解説した本です。使いやすさ・わかりやすさに配慮したモデル規程・書式・様式が掲載されています。

『人事担当者のための震災対応の実務』
労務行政研究所 2011年 請求番号:336.4-319(22525109)
 「わかりやすいQ&Aと最新調査」というサブタイトルが付いています。震災対応に伴う休業補償や災害見舞金の支給水準、今後の節電対策など、人事担当者が知っておきたい知識や情報を実務的に紹介しています。震災発生時に人事部がどう動いたのか、就職活動への影響といった現場の動向や、企業の地震対策、職場のメンタルヘルスに関しての専門家による解説も掲載されています。巻末には人事担当者とビジネスパーソンに対して行った震災対応アンケート結果も掲載されています。

*県立図書館では、引き続き節電のため、館内照明の一部消灯、利用者端末の一部電源OFF等を行っています。ご不便をおかけしますが、ご理解、ご協力をお願いいたします。

雑誌のとびら

特集 大人の節電×陰翳礼讃
『中央公論』 2011年8月号 p.103-133 請求番号:Z051-4
 松岡正剛氏と原研哉氏の対談「「美意識」から日本を読み直すとき」、藤原智美氏の「実践!節電生活 モノも都市も「捨てる」スタイルへ」、戸恒浩人氏の「東京スカイツリーの照明デザイナーが語る 少ない電力で美しい夜景を」、鵜飼哲夫氏の「節電の夏に読む10冊「真の必要」を考えるために」で構成されています。

3.11以降の住宅市場 噂と真実
『Housing Tribune(住生活産業総合情報誌)』 2011年11月11日号 p.9-17 請求番号:Z527-501
 「復興需要、節電特需、消費者意識の変化など」というサブタイトルで、8つの噂について検証しています。その中で、節電意識の高まりによってLED照明、遮熱塗装、網戸などの分野で節電特需が生まれたと紹介しています。

ホテルの節電対策 夏の陣
『HOTEL REVIEW』 2011年7-8月号 p.2-7 請求番号:Z689-70
 昨年の電力使用制限令発動の際に、事業の安定に電力の使用が欠かせないホテル業界には「削減率10%」の例外が認められました。とはいえサービスの質を左右しかねない節電、雑誌の発行元である日本ホテル協会と、協会員ホテルの節電への取り組みが紹介されています。

待ったなし!節電バンキング
『週刊金融財政事情』 2011年6月6日号 p.10-28 請求番号:Z338-507
 昨年の電力使用制限令発動を受け、金融機関ではどのような工夫が用意されたのか、照明・空調・OA機器の基本だけでなく、サマータイムや節電ビズなど働き方や見た目を変えるような取組みまでなどを紹介しています。

緊急調査 労務管理面からみた夏の節電対策
『労政時報』 2011年5月27日号 p.10-34 請求番号:Z366-513
 労働時間など労務管理面での節電対策を中心に労務行政研究所編集部で行った緊急調査の結果です。節電対策の検討状況、内容などがまとめられています。専門家による解説も掲載されています。

小売業の節電マニュアル エコとの合わせ技で会社が強くなる!
『商業界』 2011年8月臨時増刊号 請求番号:Z673-510
 「商業界」の臨時増刊号として出版されていて、1冊まるごと節電特集です。昨年の電力使用制限令についてなぜ15%削減が必要なのか、電気使用量削減のためのノウハウ、業態別の節電アクション紹介といった内容です。

自粛、節電、消費低迷を吹き飛ばせ! 売上げ回復「3カ月間プログラム」
『月刊コンビニ』 2011年6月号 p.26-36 請求番号:Z673-513
 2011年6月から8月の天候予想、2010年同月の温度や動向、毎月のやるべきことが掲載されたカレンダーです。

新聞のとびら

節電アイデア高校生が紹介 LED電球など提案
『神奈川新聞』 2012年3月21日(水)朝刊14p
 県の教育委員会が主催して3月に開かれた高校生の環境意識向上などを図る「第6回環境シンポジウム」の紹介記事です。「高校生のエコライフ・コンクール」「かながわハイスクール節電コンテスト」の入賞者を表彰し、高校生による節電などへの取り組みが紹介されました。

節電 知恵絞る
『日本経済新聞』 2012年3月22日(木)朝刊37p
 今後の東京電力の電気料金値上げの方針に対応して、県内企業が節電対策に一段と力を入れている事例を紹介しています。工場の冷房に地下水を利用する企業、電力消費の大きい機器の運用方法を工夫する企業、契約電力を見直す企業などを紹介、LED照明への切り替えについても、導入を決めた企業などの紹介をしています。

インターネットのとびら

節電.go.jp
http://setsuden.go.jp/
 政府の節電ポータルサイトです。今夏の節電メニューが家庭向け・事業者向けに掲載されています。各省庁の節電関係情報や、節電時の注意も掲載されています。また、現在の電力会社の電力使用状況がわかります。

電力・節電対策
http://www.pref.kanagawa.jp/life/1/1/170/
 神奈川県の電力・節電対策のページです。「電力・節電対策」として、事業者向け 節電行動を支援する情報、県の電力・節電対策トップページ、家庭向け 節電の取組みや支援のご紹介、県施設の節電実績のメニューがあります。今からできる節電アクションメニューには具体例が掲載されています。