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トピックスのとびら

図書館には図書、雑誌、神奈川資料、新聞、視聴覚資料、インターネットといったたくさんの情報のとびらがあります。
そのとびらを開いて、時事的な話題を複合的な視点から紹介します。

No.125 国勢調査(2015年12月発行)

 5年に一度の国勢調査が、10月20日で終了しました。今年は、「インターネット回答」が導入された第20回目の調査でした(第1回は、大正9年)。私たちの回答した調査票は、日本の基本的な統計データとして様々に利用されます。国に集められた調査票は、データ入力、産業分類符号等を付した後、調査票の欠測値や記入内容の矛盾等について検査し、必要な補足訂正を行った上で結果表として集計されます。「人口速報集計」は、早くも平成28年2月に、インターネット上で公表される予定です。他も順次公表され、最終的には、「国勢調査報告」が刊行されます。県立図書館では、国勢調査報告を昭和25年からすべて所蔵しています。統計データとして、ご利用ください(「大正9年 第4巻 神奈川県」も所蔵しています)。

図書のとびら

紹介資料表紙 『国勢調査報告』 
総理府統計局→総務庁統計局→総務省統計局 編 総理府統計局(~'84)→総務庁統計局(~2000)→総務省統計局(~2014) 1924年~2014年 請求記号:358.1/2/24-4 (10949097)常置 書庫 ~358.1/2/2010-7-3(22720155) 常置 公開

第1回目1920(大正9)年の第4巻「神奈川県」1冊から、昭和25,30,35,40,45,50,55,60年、平成2,7,12,17,22年の全ての分野、1,996冊を所蔵しています。編集・刊行の名称は、年代によって変遷しました。昭和45年の調査で、日本の人口が初めて1億人を突破しています。図書館では、平成17,22年の分は、相談室で公開しています。

紹介資料表紙 『国勢調査 日本社会の百年/岩波現代全書061』
佐藤正広 著 岩波書店 2015年 請求記号:358.1/211(22804033)公開

著者からのメッセージによれば、「歴史的なできごととしての『国勢調査』が、日本社会のどのような状況を反映しているのか、また日本社会はこの調査をどのように受け止めたのかが、この本の主題です。・・・・」と綴られています。第1章「国勢調査とは何か」第2章「国勢調査はどのように始まったのか」第3章「戦時下の国勢調査―総力戦の準備」第4章「社会環境の変化と戦後の国政調査」第5章「これからの国勢調査の姿」おわりに・・・国勢調査関連年表、国勢調査調査事項の変遷、『国勢調査報告書』以外の出版物、国勢調査調査区または単位調査区をサンプリング・フレームとする諸調査、1955年以降の日本標準産業分類の変遷(中分類以上)の構成となっています。

紹介資料表紙 『国勢調査から考える人種・民族・国籍 ~オバマはなぜ「黒人」大統領と呼ばれるのか~』
青柳まちこ 著 明石書店 2010年 請求記号:358/107(22453336) 公開

多くの国々ではその国を構成する住民に対して、言語・宗教・身分・カラー(皮膚の色)=レイス(人類)・エスニシティ(民族)等の区分を使用して国勢調査をしています。この分類方式のさまざまな事例を、歴史的推移も含めて紹介しています。また、日本でもアイヌ民族や定住外国人が望むなら、かつての「民籍」の調査もあってよいのではないかと提言もされています。

紹介資料表紙 『近代統計形成過程の研究 ~日英の国勢調査と作物統計~』
金子治平 著 法律文化社 1998年 請求記号:350.21GG/2(21027008)書庫

はしがきに、「近代における統計の形成過程を様々な社会環境の影響の所産であるととらえて、日本と英国の国勢調査と作物統計の形成過程を整理し、そのことを通じて、日本と英国の社会状況の一端を明らかにしようとしたものである。」と記述されています。「終章/むすび」では、例えば、英国の国勢調査は国勢調査法という議会立法に基づいて実施し、作物統計は任意での調査であったこと。それに対し、日本では、国からの命令が法的基盤となって実施されたこと等、英国と日本の違いがまとめられています。

紹介資料表紙 『人口高齢化と高齢者 ~最新国勢調査からみる高齢化社会~』」
嵯峨座晴夫 著 人口・世帯研究会 監修 大蔵省印刷局 1997年 請求記号:367.7/245(20951117)書庫

平成7年の国勢調査調査のデータを利用して人口の高齢化を統計的に分析しています。統計的に分析することにより、高齢化社会を展望するための素材提供を意図してまとめられました。加えて、高齢者の生活や生きがいといった部分にも焦点をあてて執筆されています。図や表も入ってわかりやすいように工夫もされています。

雑誌のとびら

紹介資料表紙 「特集:国勢調査の活用と今後の課題/統計を深く知る 諸外国の国勢調査」
『統計』 一般財団法人日本統計協会 第66巻7号 2015年7月1日 p2-25、p32-35 請求記号:Z350.5/5

24ページの紙面で特集を組んでいます。内容は、「平成27年国勢調査における集計の早期化と結果の利用について」総務省統計局統計調査部国勢統計課「国勢調査からみた女性の社会的地位の変化」津谷典子「世界人口・住宅センサス計画」大崎敬子「兵庫県における人口増減の変遷と人口データの利用上の課題」芦屋恒憲、以上です。統計を深く知るとして、「諸外国の国勢調査」総務省統計局統計調査部国勢統計課がまとめています。

紹介資料表紙 「特集 国勢調査で見える日本のすがた」
『ESTRELA』 公益財団法人統計情報研究開発センター 通巻255号 2015年6月10日 p2-21 請求記号:Z350/501

20ページの紙面で特集を組んでいます。内容は、「国勢調査結果にみる市町村人口の姿から」大林千一「国勢調査によって観察される産業・職業構造」菅幹雄「スマート国勢調査! ~国勢調査が変わります~ 全国一斉インターネット回答がスタートします!」総務省統計局統計調査部国勢統計課、以上です。

紹介資料表紙 「人口から見た神奈川の経済・社会 2010年国勢調査に注目して」
『Best Partner』 浜銀総合研究所 第25巻1号 通巻289号 2013年1月1日 p15-19 請求記号:Z335/789

浜銀総合研究所の八木正幸理事が、2010年の国勢調査を基にして、10年といった時間間隔のなかで神奈川県の現状をまとめています。「900万人に達した神奈川県の人口」「夜間人口増加を上回る昼間人口増加」「学術研究や情報通信が神奈川の基盤産業」「神奈川の工場従業者数10年前比で25%減」等について記述されています。

新聞のとびら ~新聞記事より

「坂村健の目 社会を変える勇気」
『毎日新聞』 2015年10月22日 朝刊 p18
今回の国勢調査でインターネットでの回答が初めて可能になった。大々的に広報されなかったにもかかわらず1900万世帯以上が回答。専門家も驚く高率で、全世帯の20%と予想されていたのが36.9%に達した。・・・(後略)

「国勢調査 浮かぶ社会変化 人口減少の実態・東日本大震災の影響探る」
『朝日新聞』 2015年9月30日 朝刊 p31
    ・回収に個人情報の壁 ・・・(前略)プライバシー意識の高まりもあり、調査は回を重ねるごとに難しくなっている。(後略)
    ・05~14年 214ヵ国・地域で実施 ・・・(前略)国連は少なくとも10年に1度、国勢調査を実施するよう各国に奨励している。(後略)
    ・匿名化して集計 原本は3年保管 ・・・(前略)ネットから切り離した環境で電子データ化して集計。この段階で氏名などは省く。(後略)

「大正9年の第一回用紙見つかる 総理府仰天 回収漏れ? 横須賀事前の゛練習用" 今日は第13回国勢調査 」
『神奈川新聞』 1980年10月1日 朝刊 p17
きょう十月一日は、五年ごとの国勢調査実施日。調査開始以来十三回で、六十年目の年にも当たるが、このほど横須賀市内の民家に大正九年の第一回調査の記入済み申請書が保管されているのがわかった。秘密保持の面から、本来役所に回収されるべき用紙が民家に残っていたことは、総元締の総理府統計局さえ驚くほどの珍事らしいが、その用紙は「第一回の国家的大事業」を成功させるため、横須賀市役所が事前に〝練習用"に実施したものだけに、内容も時代を反映していて面白い。・・・・(後略)

インターネットのとびら

平成27年度国勢調査
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2015/index.htm
総務省統計局のHP>統計データ>分野別一覧>国勢調査の項目があります。調査のご案内「調査の概要、調査の結果(平成22年調査の結果等)、Q&A(平成27年度国勢調査に関する疑問)」、国勢調査2015キャンペーンサイト「5年に1度!国勢調査ってどんな調査?、今回の調査からインターネット回答がスタート!等」、ユーザーズガイド/平成22年国勢調査結果利用案内等がわかります。

国勢調査とは-神奈川県ホームページ
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6772/
ホーム>電子県庁・県政運営・県勢>県域・県勢情報>人口統計・国勢調査>国勢調査の項目があります。調査の回答方法、調査内容、調査期日及び調査対象、個人情報保護法と国勢調査、守秘義務と報告義務、調査結果の利用、「かたり電話」に注意!等の情報がわかります。

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