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トピックスのとびら

図書館には図書、雑誌、神奈川資料、新聞、視聴覚資料、インターネットといったたくさんの情報のとびらがあります。
そのとびらを開いて、時事的な話題を複合的な視点から紹介します。

No.123 食を考える(2015年10月発行)

「和食」が無形文化遺産に登録され、今年の12月には2年が経過します。寿司やてんぷらといった個別の料理ではなく、日本人の食の習わしが、「和食:日本人の伝統的な食文化」として評価されました。和食の特徴として、①.多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重②栄養バランスに優れた健康的な食生活③自然の美しさや季節の移ろいの表現④正月などの年中行事との密接な関わりの4点があげられています。食育(食に関する知識を身につけ、健全な食生活を実践できる人間を育てること)が話題に上がる昨今、和食の良さを再認識し、日々の食事を楽しくおいしくいただきましょう。「食を考える」一助に、資料の紹介をします。

図書のとびら

紹介資料表紙 『江戸の食文化 特別展』
練馬区立石神井公園ふるさと文化館編 練馬区立石神井公園ふるさと文化館 2014年 請求記号:383.81/124 (22727622) 公開

練馬区立石神井公園ふるさと文学館で、平成26年1月25日~3月16日に開催された特別展の展示図録です。江戸の特色ある食文化や「練馬大根」について、絵図や野菜のレプリカ、屋台等の模型、古文書等、写真を中心に説明されています。グルメガイドブックのような、有名店を順位づける評判記や番付、盤上で有名店や名物をめぐる双六なども掲載されています。

紹介資料表紙 『日本の野菜文化史事典』
青葉高著 八坂書房 2013年 請求記号:626/122 (22697114) 公開

野菜について文化との係わりあいという点からまとめられています。まず野菜の起源と伝播、および、わが国への渡来、今までの栽培状況の変遷、生活との結びつき、近年の特殊な栽培技術や問題点等を、野菜の一つ一つの種類ごとにまとめられています。最初に果菜類のナスを12pを使って解説しています。次に、葉菜類(ハクサイ、キャベツ等)、根菜類(ダイコン、カブ等)、古典野菜(ワラビ、ハコベ等)の順で解説があります。また、巻末には索引が掲載されています。

紹介資料表紙 『和食と日本文化 ~日本料理の社会史~』 
原田信男著 小学館 2005 請求記号:383.81PP/57 (21872320) 公開

それぞれの時代に、どのように料理文化を築き、それをどのように変容させてきたのでしょうか。“和食”というキーワードを手がかりに、周辺の国々との関わりの中で歴史的に考えまとめられています。例えば、「第一章一 旧石器時代の食生活と文化」「第二章一 古代における米文化と天皇」「第三章九 茶の湯と懐石料理の成立」「第四章九 異国料理の影響」「第五章二 肉食解禁と西洋料理」「第六章七 料理の国際化と海外進出」「終章四 和食と日本文化」等とまとめられています。巻末には索引が掲載されています。

紹介資料表紙 『聞き書 ふるさとの家庭料理1~20』 
農山漁村文化協会編 農山漁村文化協会 2002年~2003年 請求記号:383.81MM/59/1~20  (21704762他) 公開

全国350余地点で、お年寄りから聞き書きし、その料理を再現しました。料理の写真を掲載し、作り方がわかるように解説されています。20巻のシリーズは、すし、もち、鍋ものといった料理別と、朝ごはん、お弁当、正月料理といったテーマ別に編成されています。季節の移ろいや巡りくる行事、食材、子どもの成長と家庭の安寧を願う主婦の思いなど、単に料理のレシピだけではなく、食事(たべごと)の世界として描かれています。毎日の献立のヒントに、客人をふるさとの味でもてなすために、地元の素材を活かした学校給食にと、ご活用ください。

紹介資料表紙 『食みらいかながわプラン 神奈川県食育推進計画 いただきます ごちそうさま ありがとう 』
神奈川県環境農政部環境農政総務課編 神奈川県環境農政部環境農政総務課 2008年 請求記号:K49/352 常置  (60523958) かながわ資料/新聞・雑誌室 公開

食育基本法に基づき、食育に関する施策を総合的に展開できるように計画された冊子です。内容は、「かながわの風土と食の歴史」「食育の7つの目標」「県食育の目標達成のための取組」「ライフステージごとのテーマと取組例」などです。

雑誌のとびら

紹介資料表紙 『学校給食』
全国学校給食協会 請求記号:Z374/67  常置 かながわ資料/新聞・雑誌室 公開 

 給食現場に役立つ知識や献立、食育の取組や食の最新情報が掲載されています。No.416[1989.7]-No.731[2015.10](継続受入中)があります。たとえば、No.730の特集は、「朝ごはんを食べよう!」、No.726「「和食」を再発見する」です。

紹介資料表紙 『ベターホーム』
ベーターホーム協会 (女雑誌) 常置 女性関連資料室1 公開 

食と健康、暮らしをテーマにした生活情報誌です。今晩のおかずにすぐ役立つレシピからお弁当、かんたんなおやつまで、写真入りで作り方が掲載されています。ほかには、連載エッセイ、暮らしと健康等の記事もあります。No.675[2012]~No.724[2015.10](継続受入中)があります。たとえば、No.724の特集は、「料理特集:とうふ・油揚げ・厚揚げ・豆乳 とうふのおかず」です。

新聞のとびら

給食選択者 3割強のみ 藤沢の2中学校
『神奈川新聞』 2014年11月5日 朝刊 p16
学校給食の導入を目指す藤沢市で4日、市立湘南台、善行の2中学校を対象に試行が始まった。事前に注文を取り、希望者だけに提供する「選択制」で実施。・・・

和食の魅力とこれから 上 世界が認めるだしと心
『朝日新聞』 2015年2月13日 朝刊 p26
和食道の一環で1月30日、各国の日本料理人が腕を競うコンクール「和食ワールドチャレンジ」の決勝が開かれた。27カ国110件の応募があり、決勝に残った10人。和食の魅力とこれからをどうみるかぶつけた。・・・「ヨーロッパにはないうまみ、食材に敬意を払う精神、まな板をきれいにして包丁を扱う所作が好き」・・・「日本料理はさっぱりした味だけど、調理法は細かい。そこが難しく、魅力的」・・・「食材の新鮮さ、栄養バランス、美しさ、何より、心で作ることだと思う」・・・

視聴覚資料のとびら

『高齢期は食べ盛り~正しい知識で老化を防ぐ~』   
請求記号:DV08/コウ(41336868)常置 視聴覚資料室公開

生活習慣病の予防を通し普及した、「粗食は健康によい」という意識が、高齢者の「栄養失調状態」を招いているそうです。このDVDでは、高齢期に必要な栄養、特にたんぱく質、脂質摂取の大切さを説き、食生活を改善する方法を提案しています。また、食欲を失いがちだった高齢者が周囲の力も借りて、いきいきとした毎日を取り戻した姿も紹介されています。内容は、1「あなたは大丈夫?高齢期の栄養失調」16分、2「今日からやろう!食生活の改善」8分、3「活動的な毎日で食べ盛り!」12分です。  ※館内視聴できます。


インターネットのとびら

農林水産省/食文化他
http://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/index.html
農林水産省HPのサイト内検索に「食文化」と入力すると現われます。コンテンツは、「和食文化の保護・継承」「ユネスコ無形文化遺産登録」「食文化を活用した地域活性化」「食育を通した取組」「日本の食文化の海外展開」があります。他にも、HPトップから、農業・林業・水産業の情報が豊富に調べられます。たとえば、「白書」「食品表示とJAS規格」「フード・アクション・ニッポン」等のコンテンツがあります。

公益社団法人 日本栄養士会
http://www.dietitian.or.jp/index.html
全国の管理栄養士・栄養士免許取得者が会員です。研修会や講習会などの企画運営とともに、公益社団法人として国民の健康・福祉の向上を図るための社会活動を行っています。HPからは、「あなたの食育 みんなの食育」「チェックから対策まで減量にトライ!」「ヘルシークッキング」「栄養相談Q&A」「食のコラム」等が調べられます。

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