トピックスのとびら

図書館には図書、雑誌、神奈川資料、新聞、視聴覚資料、インターネットといったたくさんの情報のとびらがあります。
そのとびらを開いて、時事的な話題を複合的な視点から紹介します。

No.128 花粉症(2016年3月発行)

「国民病」ともいわれるスギ花粉の季節がやってきました。花粉症に悩む人びとが増えています。日本気象協会をはじめ、いろいろなサイトで花粉情報を毎日提供しています。三種の神器はマスクと眼鏡と空気清浄機と言われています。つらい季節を少しでも快適に過ごせるように花粉症のメカニズムや対処法などについて書かれた資料を集めました。また、「環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)」についてもご紹介します。

図書のとびら

紹介資料表紙 『杉』 Ⅱ (ものと人間の文化史;149-2)  
有岡利幸著  法政大学出版局 2010年 請求記号:653.6/105/2 (22392245) 公開

 日本の風土に育まれた杉は、 古来から神の降臨する木として崇められるとともに、建築材、船材、木工品、防風林などとして生活のさまざまな場面で活用されてきました。絵画に日本の原風景として描かれ、詩歌にも四季折々の姿が詠われてきました。日常生活に欠かせない杉の文化を辿るとともに、「スギ花粉症をめぐって」では近年の「スギ花粉症」の原因を追究しています。

紹介資料表紙 『救え!世界の食料危機 ここまできた遺伝子組換え作物』
日本学術振興会・植物バイオ第160委員会 監修 化学同人  2009年 請求記号:615.21UU/6 (22291124) 公開

 監修の日本学術振興会・植物バイオ第160委員会は、植物バイオテクノロジーの基礎研究および技術開発を飛躍的に促進させることを目的に1966年に設置されました。本書は、植物バイオ、遺伝子組換え技術、遺伝子組換え作物や食品遺伝子組換作物をとりあげ、その現状を解かりやすく説明しています。そのなかで「ご飯を食べてスギ花粉症を治す。」として独立研究開発法人農業生物資源研究所が開発を進めている「スギ花粉症緩和米」について、科学的データを用いて、紹介しています。

紹介資料表紙 『花粉症は環境問題である』
奥野修司著 文藝春秋  2008年 請求記号:493.14TT/11 (22163893) 公開

 スギ花粉症の発症は、増加の一途をたどっています。全国の患者が払う年間治療費は1兆円近いとの試算もあります。かつて日本を覆っていた広葉樹林。1950年代から70年代にかけて、国を挙げて植林事業が行われました。その大部分をスギに代えたのは、環境破壊であると著者は主張しています。「死の森」の出現、花粉症の蔓延。その責任を追及し、新しい角度から花粉症の解決を試みて、スギ林の改革を提案しています。

紹介資料表紙 『花粉症の予防と治療』
斎藤洋三著 有斐閣 1988年 請求記号:P1/サイ (110206307) 女性関連資料室2 公開

 著者は花粉症研究の第一人者。スギ花粉症を昭和38年に日本で最初に発見し、翌年『アレルギー』という医学雑誌に恩師と連名で報告しました。その論文は「栃木県日光地方におけるスギ花粉症の発見」と題しました。本書の発行は昭和63年ですが、当時の研究に基づいて、花粉症の起こるメカニズムや予防の仕方、治療の上手な受け方、新しい薬の使い方などを紹介しています。また、患者さんからよく受ける質問についても具体的に答えています。

紹介資料表紙 『ラクになる花粉症 スッキリ対策』
西本喜重監修・編 リヨン社 2009年 請求記号:493.14UU/12 (22295398) 公開

 本書は、花粉症をラクに防ぎ、スッキリ撃退する花粉症対策を142種類紹介しています。プロローグで花粉症の基礎知識を説明しています。対策については、食品、健康茶、ハーブティー、サプリメント、暮らしのなか、入浴、部位別、代替療法でスッキリ花粉症対策の8章で構成されています。今すぐ、簡単にできるものばかりで、自分にあった対処法を探せます。

雑誌のとびら

紹介資料表紙 「アレルギー 花粉症の ウソ ホント」
『週刊ダイヤモンド』 ダイヤモンド社  第102巻7号 通巻4519号 2014年2月15日 p26-63 請求記号:Z330.5/49

 37ページにわたる特集を組んでいます。内容は、Part1/花粉症、実は治せる? Part2/食物アレルギー「食べて治す」はホント? Part3/アトピー、ぜん息 ステロイドは悪? Part4/頼れる医者、医療機関は?  今や日本人の2人に1人は何らかのアレルギーを持ち、4人に1人はスギ花粉症患者と言われています。激変する治療の全貌と、アレルギーの最新事情に迫っています。

紹介資料表紙 「花粉症だっておしゃれ」
『AERA臨時増刊カラダアエラ』 朝日新聞社 No17  第20巻17号 通巻1045号 2007年4月5日 p124-129 請求記号:Z330.5/49

 花粉症を防ぐ方法、それは「花粉に接しないこと」。といってもそれは無理な相談です。対策としては、「全身コートで花粉をシャットアウト」、「花粉がつきにくい素材選び ~コットンつるつる素材など~」 、できるだけ遠ざけることです。体のなかで花粉がもっとも付着しやすいのが、頭と顔といわれています。「帽子で頭と顔を守る。」など、花粉症対策をおしゃれに楽しくできる特集です。

紹介資料表紙 「特別企画 花粉症」 岡本美孝(千葉大学大学院医学研究院教授)編
『からだの科学』 日本評論社  通巻第235号 2004年3月 p21-82  請求記号:Z490.5/13

 61ページにわたる特別企画を組んでいます。この企画では、花粉症について、最近の疫学、病態、増加原因としての環境要因、遺伝要因、実際の検査・診断法、治療法まで広範囲に取り上げ、第一線で治療に当たっている専門の医師がわかりやすく解説しています。春先に花粉症に悩まされる人は多く、スギ花粉症患者はこれからも増えると予想されています。編者の岡本美孝氏は、その予防と治療に役立つ正確な認識が深まって、花粉症治療の向上に役立つことを願っていると結んでいます。

新聞のとびら

どうすれば安全安心 『花粉症引き金に食物アレルギー』
『毎日新聞 』 2016年3月3日夕刊 p3
  花粉症が引き金となって、生の果物など、花粉と似た原因物質(アレルゲン)を含む食品にもアレルギー症状が出る「花粉・食物アレルギー症候群」が増えています。豆乳、モヤシなど一部の食品で重症例も近年みられています。「花粉・食物アレルギー症候群」に詳しい医師は、気になる症状がある人はアレルギー専門医の診断を受けてほしい、と勧めています。

子ども メガネ・マスク まず着用
『読売新聞 』 2016年1月15日 p18  
  花粉症は、花粉がたくさん体内に入ってから発症するため、1~2歳では少ないが、3歳ごろから増え始めるそうです。かゆみに敏感な子どものために予防と同時にかゆみ対策もしっかりと取ってあげましょう。例えば「水で洗ってもかゆければ、水を含ませたハンカチなどで冷やす」等、子どものための様々な花粉症対策を解説しています。

インターネットのとびら

環境省/花粉情報サイト
http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/
 環境省HPのサイト内検索に「花粉情報」と入力すると現われます。環境省では花粉症対策として、花粉飛散量の予測及び観測、関連する調査研究等を実施しています。コンテンツは、「環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)」「スギ花粉飛散開始マップ」「平成28年春の花粉飛散予測について」などがあります。また、『花粉症環境保健マニュアル -2014.4.1改訂版-』も掲載されています。これは環境省が作成し、公表している花粉症に関する新しい知見や関連情報を紹介するマニュアルです。「花粉について」「花粉症とは」「花粉を防ぐためには」などについて紹介しています。

神奈川県花粉症ホームページ
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f848/
 神奈川県のHPに「花粉症の症状について」「花粉症の治療・予防について」「花粉症に関する県の取り組みについて」「アレルギー疾患の専門医療機関等について」「花粉の飛散情報について 環境省花粉システム(愛称はなこさん)へ外部リンク」「花粉症リンク集」等のサイトがあります。

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