企画展示

かながわ歌枕―読み継がれたイメージの系譜

写真:展示一部
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 大山(雨降り山)、足柄、箱根、大磯(こよろぎの磯)、鴫立沢、江ノ島、鎌倉など、古来和歌に詠まれ景勝地として読み継がれた神奈川の名所「歌枕」を、 『万葉集』から浮世絵、旅行本など和歌、図会、写真とともに紹介し、「神奈川」のイメージの系譜をたどります。

 「歌枕」は古来和歌に詠む言葉のことで文芸における用語でしたが、やがて和歌に詠みこまれる地名そして旅で訪れる名所旧跡を指すようになりました。江戸時代には観光名所として認知され、「歌枕」は今日まで景勝地として読み継がれてきました。
 中でも現在の神奈川県に位置する地名「歌枕」は古くは西の都から見た憧憬の地であり、「東海道」を通って訪れるべき名所でした。 『古事記』『万葉集』の時代から江戸時代の浮世絵、紀行文、俳諧、そして現代短歌、現在の旅行ガイドブックに至るまでを取り上げ、「神奈川」にまつわるイメージの系譜をたどります。
 今も県民が愛し、そして県民以外の方からも賞される「神奈川」の土地が持つ魅力に迫ります。


秋近し 野毛山の鐘 夜を呼びて 港の町は いま燈ともりぬ
    野村富貴子 『和歌名所めぐり』 佐々木信綱 博文館 一九二〇

展示で紹介しているおもな歌

江の島へ通ふ海原路絶えてみちくる春の汐の上の雨  (「竹の里歌」 正岡子規)

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歌川広重『諸國名所百景 相州七里ケ濱』K72.4/22/


鶴の岡あふぎて見ればみねの松 梢(こずゑ)はるかに雪ぞつもれる  (金槐和歌集313源実朝)

写真:展示一部

鶴岡八幡宮2016.10.12撮影




【展示期間】
平成28年11月11日(金)~平成29年2月8日(水)

※休館日:
月曜日(祝日除く)と12月8日(木)、平成29年1月12日(木)

【展示会場】
県立図書館本館1F 展示コーナー

【お問い合わせ】
県立図書館 企画協力
電話:045-263-5918