全体地図へ戻る
展示資料
複刻日本古典文学館 2-2
宮本長則氏蔵清輔本 
古今和歌集 巻第11~巻第20 
広重保永堂版
「東海道五拾三次」帰国展
短歌研究 2009年9月号
一平全集 第九巻
飯田九一文庫目録
地域資料・主題別解説目録―
原色再現東海道
五十三次宿場町百景
新撰歌枕 2現代短歌集成
万葉東歌の世界
江戸時代の神奈川
 古絵図でみる風景
展示パネル(Web版) かながわ歌枕―読み継がれたイメージの系譜

二、霊峰「大山」 ― 相模嶺・相模川 

⑨とやのの(等夜乃野)つむがの(都武賀野)
 長谷章久『万葉東歌の世界』によれば、「とやのの」は現在の津久井町鳥屋あたり、「つむがの」は愛川町ではないかと推測されています。  
等夜(とや)の野に兎狙はりをさをさも
         寝なへ児ゆゑに母にころはへ

   (万葉集巻十四3529 よみびとしらず)

【意味】
とやのので兎をねらうようにろくに寝ていない。
あの娘のことで母親に叱られても(逢いに行く機
会を狙っている)。
表紙「小倉橋と相模川」『かながわの景勝』
「小倉橋と相模川」『かながわの景勝』

阪田正幸 神奈川合同出版 1979 291.37/69
(10593127)より
 
 
「つむがの」の例歌には「上志田」とあります。現在の愛川町にはその字が残り、田野が広がっています。  
 
つむがのに鈴が音聞こゆ上志田の
    殿の仲子(なかち)し鷹狩すらしも

 (万葉集巻十四3438 よみびとしらず)

【意味】
つむがのに鈴の音が聞こえる。上志田の殿の
次男が鷹狩をするらしいよ。
歌枕イメージ
 
 
また、国土交通省のホームページ「全国の109の一級水系にまつわる和歌・俳句一覧」に神奈川県の川として名前が出ているのが「相模川」で、そこに次の歌が紹介されています。  
 
夕月夜さすや川瀬の水馴(みな)れ棹
         なれてもうとき波の音かな

      (金槐和歌集 635 源実朝)

【意味】
夕月夜に川瀬を行く舟、その舟の棹が水によく
なじんでいるように、波の音は聞きなれている
のだがそれでもやはり疎ましくてならない。

問い合せ先 : 企画協力課  045-263-5918

[神奈川県立図書館]〒220-8585 横浜市西区紅葉ケ丘9-2 (代表)045-263-5900

[神奈川県立川崎図書館]〒213-0012 川崎市高津区坂戸3-2-1 KSP西棟2F (代表)044-299-7825

お問い合わせ先へのリンク