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展示資料
万葉の百景 下
複刻日本古典文学館 22-1
東急記念文庫蔵
枕草子 上
更級日記 翻刻・校注・影印
和歌のふるさと 歌枕をたずねて
日本の湖沼と渓谷 7
東海道名所圖會 第2
伊豆・箱根
街道紀行 第二巻 関東路
万葉の歌碑を訪ねて
展示パネル(Web版) かながわ歌枕―読み継がれたイメージの系譜

一、「相模」と「あしがら」― 箱根から大磯へ

⑥鴫立沢(しぎたつさわ)―西行
 あまりにも有名すぎる、三夕(さんせき)の歌の一つです。現在もこの磯の近くには鴫立庵(しぎたつあん)があります。鴫立庵は、元禄八年(一六九五)俳人大淀三千風(おおよどのみちかぜ)が入庵して以来、代々俳人が庵主となり、相模俳壇の中心的存在です。  『東海道中膝栗毛』(十返舎一九(じっぺんしゃいっく))でも、鴫立庵の西行の像をみて、次のような歌を詠んでいます。  
 
鴫立庵写真
鴫立庵 2016.07.07撮影
心なき身にもあはれはしられけり
           鴫たつ沢の秋の夕暮

          (山家集470 西行)

【意味】
出家して、ものの情趣を味わうことを断った身の私のような者にも、しみじみとした趣が自然と感じられたことだ。この鴫の飛び立っていく沢の秋の夕暮れは。
 
 
 
 狂歌三昧で旧跡を茶化して旅する弥次喜多道中において、二人が文学者の顔を垣間見せる場面です。さすがに西行の前では殊勝な歌人としての態度を見せたのでしょうか。  
 
われわれもあたまをわりて歌よまん
   なたづくりなる御影(みえい)おがみて

       (東海道中膝栗毛 十返舎一九)

【意味】
私たちも苦心して歌を詠みましょう。
なたづくりで作られた西行の像の前では。

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