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展示資料
万葉の百景 下
複刻日本古典文学館 22-1
東急記念文庫蔵
枕草子 上
更級日記 翻刻・校注・影印
和歌のふるさと 歌枕をたずねて
日本の湖沼と渓谷 7
東海道名所圖會 第2
伊豆・箱根
街道紀行 第二巻 関東路
万葉の歌碑を訪ねて
展示パネル(Web版) かながわ歌枕―読み継がれたイメージの系譜

一、「相模」と「あしがら」― 箱根から大磯へ

⑤こゆるぎの磯―「大磯」
 「こゆるぎのいそ」は古代の相模の国府が置かれた旧余綾(よろぎ)郡の海浜であり、現在の大磯から小田原にあたります。 「こよろぎ」「こよるぎ」「こゆるぎ」などの表記がありますが、玉藻や千鳥を景物に多くの詠歌が生まれています。
こよろぎのいそたちならし磯菜摘む
          めざし濡らすな沖に居れ浪

(古今和歌集 巻二十 1094 よみびとしらず)

【意味】
こよろぎの磯を走りまわって、磯の海藻を摘んでいる前髪のかわいい乙女を濡らすな、波よ。沖に居なさい。
かながわイメージ図
 
 
 
 中世の紀行文『海道記(かいどうき)』(作者未詳)では、「あはれさびしき空かな、眺め馴やて人は行らんな。(箱根の山を越えたあとに広がる大磯の景色に感動したが、他の人は慣れてしまっているからもう感動しないのか)」と述べています。  
 
大磯や小磯の浦の浦風に
       行ともしらずかへる袖かな

          (海道記 作者未詳)

【意味】
大磯や小磯の浦を吹く風に、私が旅を行くとも知らず翻って後に帰ろうとする衣の袖よ。

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