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展示資料
万葉の百景 下
複刻日本古典文学館 22-1
東急記念文庫蔵
枕草子 上
更級日記 翻刻・校注・影印
和歌のふるさと 歌枕をたずねて
日本の湖沼と渓谷 7
東海道名所圖會 第2
伊豆・箱根
街道紀行 第二巻 関東路
万葉の歌碑を訪ねて
展示パネル(Web版) かながわ歌枕―読み継がれたイメージの系譜

一、「相模」と「あしがら」― 箱根から大磯へ

③神宿る山ー箱根山と箱根神社
箱根山には箱根権現も祀られています。
 箱根神社には平安時代の女流歌人「相模(さがみ)」が百首の詠歌を奉っています。相模の守(かみ)となった夫、大江公資(おおえのきんより)とともに任地「相模」に赴きました。
ふたつなき心にいれてはこね山
       祈る我が身をむなしがらすな

            (相模集519 相模)
【意味】
ふた心ない私をお心にとめてくださって、箱根山の 向こうの権現様にお祈りする我が身を、どうぞ空し い思いにさせないでください。
※「箱根」の「箱」の縁で「二(ふた)」と「蓋 (ふた)」に掛けている。「箱」の縁で心を「い れる」と表現した。
箱根神社
箱根神社 2016.09.25撮影
 
 
 
 また、「芦ノ湖」は歌枕ではありませんが、その眺望を記す紀行文もまた多いです。中世の紀行文『東関紀行(とうかんきこう)』(作者未詳)にも箱根神社は紹介され、和歌が詠まれています。    
 
今よりは思ひ乱れじ芦の海の
     ふかきめぐみを神にまかせて

          (東関紀行 作者未詳)

【意味】
これからは思い悩むまい。この芦ノ湖のように深いお恵みがあることを箱根権現の神慮にお任せして。
箱根神社
箱根神社 2016.09.25撮影

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