平成24年度、神奈川県では「司書」の採用試験が行われます!

説明会の様子  “春は名のみ”という気候の3月15日、「神奈川県職員採用試験に向けた説明会」が開かれました。説明会は試験の種類別に4回に分けて実施され、この回は司書職・福祉職・獣医師・保健師・栄養士など免許の必要な専門職が対象です。一口に「神奈川県で働く公務員」といっても、いろいろな職種の人がさまざまな場所で働いているのです。司書職にはこの日一番多い94名という申込みがありました。

 会場に入ると若い人たちがぎっしり座って、しんと静かな中にもひたひたと熱気が感じられます。男女ともほとんどの人がいわゆる「リクルートスーツ」姿です。
 はじめに、県の人事制度などについて説明があり、「新しい発想で困難な課題にも果敢にチャレンジできる方をお待ちしています。積極的に神奈川県を受験してください」との言葉で締めくくられた後、司書職についての説明に移りました。
 司書の説明員は2人です。はじめに私が「司書の職場とその仕事」と題して、神奈川県全体の司書のことと、主に県立の図書館の仕事の紹介を担当しました。
 現在、神奈川県では約220名の司書が働いており、県立の図書館(県立図書館、県立川崎図書館)の他、県立学校全146校の学校図書館や、「県立保健福祉大学」「かながわ女性センター」等にある大学図書館、専門図書館に配置されていることを説明しました。続けて、県立の図書館の仕事内容や、KL-NET(ケイエルネット)、市町村図書館や高校図書館、公文書館との協力連携の実際を説明し、最後に県立の図書館司書の役割をお話しました。「10年以上新規職員採用がなかったので、不安に思っている方もいるかもしれませんが、はじめに司書としての基本的な業務を習得できるように充分な研修機会を用意しています。神奈川県で司書になるからには、いずれは館長になってみせる、いっそ副知事をめざすくらいの心意気のある方をお待ちしています」と気宇壮大?! に終わりました。

 2人目は県立小田原高校図書館で学校司書をしている今井さんが、学校図書館の実際の様子などを紹介しました。「学校司書のある一日」として、朝の新聞入替にはじまり、調べ学習利用の教員との打ち合わせ、本の納品・発注、昼休みの大混雑、総合学習の時間にやってくる生徒との対応、等々忙しくも充実した一日が語られ、生き生きと仕事をしている学校司書の姿をイメージしていただけたと思います。また、学校図書館ならではの春の新入生オリエンテーションや、図書委員会活動なども紹介されました。さらに司書には継続的な研修が不可欠として、今井さんの所属する神奈川県学校図書館員研究会の活動も紹介されました(この日参加された方には同研究会の紀要『つどい』が配られました)。「生徒・教員とのコミュニケーションはもちろん、図書館をどうすればよいかを常に考え、周囲の環境にも目を配り、他との連携を図る身軽さも大事」とし「採用されたらどんなことでも気軽に相談してください」と温かいメッセージで終わりました。

説明会の様子  その後の質疑応答では「KL-NETというのはどのようなものですか」「司書に必要な資質は何だと思いますか」等々たくさんの質問がありました。さらに「個別に聞きたい方はどうぞ」としたところ、2人の説明員の前に質問者の列ができるほどで、みなさん、期待と不安でいっぱいなのがよくわかりました。

 試験の実施日程は、こちら(速報)をご覧ください。また、くわしい受験案内は、神奈川県のHPで4月20日から提供されます。原則インターネットによる申込受付となり、第一次試験日は6月24日(日)です。
 「神奈川県の図書館で働きたい」と願う知的好奇心いっぱいのあなたを、司書一同、首を長~くしてお待ちしております。

(県立図書館企画サービス部企画協力課 齋藤)