公文書館との合同展示「明治“ 新”時代 神奈川の風景」開催中!

 現在、本館1階の展示コーナーでは、「明治150年」に因んだ「明治“ 新”時代 神奈川の風景」展を県立公文書館と合同で開催しています。
 県立公文書館は歴史資料として重要な行政文書、古文書等を収集・保存し、県民共有の記録遺産として後世に伝え、そしてそれらを広く公開することを目的として平成5年(1993)11月、横浜市旭区中尾に開館しました。当時、当館に併置されていた文化資料館を廃止し、その所蔵資料を当館と県立公文書館で分割し引き継いだ経緯があり、当館とは非常に関係の深い施設です。
 合同展示は、平成24年度から始まり、最近では「箱根再発見(27年度)」「鎌倉再発見(28年度)」を開催しました。両館が同じテーマについて各々の所蔵資料を選び、同一場所で関連付けて展示することで相乗効果が生まれます。また、両館の所蔵資料は閲覧が可能ですので、展示を契機に閲覧したい資料を求めて、両館に来館するなど利用の促進も図れます。
 さて、第6回となる今回の展示内容ですが、明治になって変貌する神奈川県内の風景を取り上げ、「新しく出現した風景」と、「失われた風景」の二本立てになっています。
 前半の「新しく出現した風景」は、県立図書館が担当し、鉄道や蒸気船などの新しい交通手段、洋式灯台の建設や電信の架設を紹介しています。京浜間や神奈川県内で最初に始まったものを取り上げました。多目的ルーム前の展示場所では、明治初めの「県立図書館周辺の風景」もご覧いただけます。
 一方、後半の「失われた風景」は、県立公文書館が担当し、一つは神社の中に並び立っていた仏教寺院が消えた事例として「大山の廃仏毀釈」。もう一つは城下町にそびえ建っていた天守閣が消えた事例として「小田原の廃城」を取り上げています。加えて、それら「破壊」や「消滅」の時期を経て、今で言う「文化財」的な文物が国によって「保護」されていくプロセスの一端を解説パネルで紹介しています。
 展示の資料(原本)は10点ほどですが、100点に及ぶ複製した写真・絵・スケッチを解説パネルなどに使用して、判りやすく、ビジュアルな展示になっています。両館における展示の仕方も所蔵する資料の種類により違ってきます。その違いを感じていただくのも合同展示の良さだと思います。
 ご来館をお待ちしております。

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会 期:5月9日(水)まで
休館日:月曜日(4月30日は開館)、4月1日(日)~9日(月)
会 場:神奈川県立図書館 本館1階(➀展示コーナー、②多目的ルーム前)
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神奈川県立公文書館のご案内
〒241-0815 横浜市旭区中尾1-6-1
Tel.045-364-4456 Fax.045-364-4459
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(県立図書館 展示担当)