「雑誌論文を探す」を開催しました

 県立図書館では今年度、「大人の自由研究応援講座」と題して、皆様の自分だけの研究を始めるお手伝いがパワーアップしています。この企画の「その2 資料を読むために調べる」の第2弾として「雑誌論文を探す」と題する講座を9月2日(土)に開催しました。

 パソコン研修室で行った講座は、前半で「雑誌とは何か」、「雑誌の論文を探すための手段はどのようなものがあるか」、などについて説明しました。短い休憩を挟んだ後半では、実際に端末で、「CiNii Articles日本の論文を探す」や「国立国会図書館雑誌記事索引」などのWebサイトを検索する演習を行いました。
 まず雑誌の定義から入り、雑誌の種類や成り立ち、巻号数と発行日の関係など初心者に向けた雑誌のあれこれを説明しました。そして、「なぜ雑誌の情報を求めるのか」ということを、新聞に掲載される情報や図書(単行本)に収録される情報との比較で説明しました。
 「雑誌の探し方」といった場合は雑誌そのものについて調べることであり、そのための検索ツールとして『雑誌新聞総かたろぐ』(請求記号:050.3 /52 )を紹介し、また図書館での所蔵の調べ方などを説明しました。
 それに対して、「雑誌論文・記事を探す」場合には、論文タイトルやキーワードから、実物の論文が収録されている雑誌に行きつくための手段として、有用なWebサイト「国立国会図書館雑誌記事索引」と「CiNii Articles日本の論文を探す」を紹介しました。それぞれの特徴や機能を説明し、例題を実際に検索して、論文掲載誌の情報を知ることのできる検索結果から、機関リポジトリなどの本文リンクの利用や掲載誌を実際に入手するための図書館の所蔵検索など、端末を利用した演習も熱心に取り組んでいただきました。
 他にも「雑誌論文の調べ方」そのものを解説したWebページを「国立国会図書館リサーチ・ナビ」と「レファレンス共同データベース」から紹介し、参加された方々がご自分で雑誌論文を入手できるように、参考となるWebサイトをできるだけご案内しました。
 最後にご紹介した参考図書についても関心が高く、何人もの方が終了後に手に取ってご覧になっていました。
 講座終了後にはいくつかのご質問もいただき、またアンケート回答からも、参加された方々の熱意を感じました。受講者アンケートでは、受講動機に「図書館をより上手に使えるようになりたいため」を挙げた方が多数いらっしゃいましたが、受講の効果として「図書館をより上手に使えるようになりそうだ」、「今後調べものをするのに役立ちそうだ」という回答を多くいただいたので、講座の目的を達することができたのではないか、と考えます。講座の時間設定が短いとのご意見もいただき、時間の制約で説明が早過ぎた反省もあり、今後の改善課題とします。
 皆様も、ご興味のある分野について、新聞や図書の情報では満足できない時は、まずは論文を探してみてはいかがでしょうか。論文が掲載された雑誌を「読む」時にはぜひ当館をご利用ください。

 県立図書館では今後も大人の自由研究応援講座として様々な講座を企画しています。「その2」としては、11月にはかながわ資料の探し方を、さらに次のステップとして、「その3 集めた資料から文章を書く方法」の講座を12月に予定しています。「集めた資料から文章を書く方法」は、外部から講師を招いて開催します。ホームページやチラシなどでお知らせしますので、ぜひこちらの講座にもご参加ください。

(情報整備課:講座担当)