資料紹介講座「ご存じですか? 県立図書館の児童図書コレクション」を開催しました

講座の様子 非常に強い寒気が入り沖縄本島で観測史上初めて雪が降った1月24日、横浜では心配された雪も降らず、予定通り講座を開催することができました。

 あまり知られていませんが、県立図書館には40,000冊以上にのぼる児童図書のコレクションがあります。今回の講座ではこの児童図書コレクションについて紹介しました。

 児童図書コレクションは、1974年に行われた「絵本展」の資料がベースになっています。その後自動車文庫時代(1958~1984年)の児童図書や川崎図書館の旧蔵書(1997年度に移管)が加わり、現在のようなコレクションになりました。近年は受賞作品を中心に購入しています。

 児童図書を利用される場合、来館し目的の図書を検索して職員に書庫出納の依頼をする、或いはインターネットで予約する、という方法をとっていただいています。お近くの市町村立図書館を通じて借りる、「協力貸出」経由の利用も比較的多くなっています。

 児童図書は消耗が激しいためひどく傷むことが多く、かつ紛失が多いため、利用したい本があっても、 市町村立図書館の本は既に除籍してしまって利用できないことやボロボロになっていることもあります。 しかし、県立図書館は児童サービスを行っておらず、調査・研究用ということで、すべて書庫にありますので保存状態は比較的良好です。

 講座では、調べものに使える本など文学以外の本、日本の文学、翻訳書・原書などの外国の文学、絵本などを、グループごとに紹介しました。 また、それ以外にも、女性関連資料や戦時文庫*、ACC文庫**にも児童図書が含まれていることを説明しました。

見学の様子 後半は、書庫内の児童図書を見ていただきました。地下3階の児童図書書庫の他、戦時文庫やACC文庫に含まれていた児童図書等もご案内しました。

 講座終了後、参加者の皆様にアンケートの記入をお願いしましたが、その内容から、当館の児童図書は調査・研究をする方のために収集していること、 次の世代に受け継いでいくための工夫をしていることなどを知っていただけたことが分かりました。また、普段見られない書庫の中を見学したこと、見学時間を長くとったことについて、喜んでいただけた様子がうかがえました。

*戦時文庫:第二次世界大戦下発行の戦意高揚図書コレクション
**ACC文庫:アメリカ占領軍総司令部の民間情報教育局(CIE)が民主主義普及の手段として設置したCIE図書館とその後継施設である横浜アメリカ文化センター(American Cultural Center)の所蔵資料 

(図書課 資料紹介講座担当)