集めています! 「社史」コレクション!

社史コレクション 県立川崎図書館で所蔵している社史資料の収集についてご紹介しようと思います。

 県立川崎図書館では企業の会社史、業界団体史、商工会議所史などの経済団体史、労働組合史を「社史コレクション」として所蔵しています(17,392冊 2014年12月末現在)。これらの資料を当館4階にある「社史室」で公開、さらに貸出もしています。
 また、より多くの方に「社史コレクション」について知っていただくために、所蔵する社史を紹介する広報誌「社楽」を発行し、また実際に社史を編纂された企業の担当者が編纂過程を語る「社史ができるまで」講演会、当館で受け入れた2013年刊行の社史を展示した「社史フェア2014」を開催しました。

 今年度から「図書館活動の数値目標」に「新規寄贈数」として「新たに企業等から寄贈を受けた社史および技術報告書等雑誌の点数」を設定、資料の充実をさらに図ることになり、社史については2014年に刊行されたものの収集に取組むことにしました。
さて、社史・経済団体史の収集ですが、書店の店頭に並ぶ一般の図書と異なり社史が刊行された、という情報自体の入手が難しいところが苦労する点です。
 まず、国会図書館に納本・整理された資料の情報である『日本全国書誌』(リンクは当館所蔵の冊子体。Web版は国立国会図書館HP内のこちらから)や会社の設立年等の情報が掲載されている『会社年鑑』をはじめとして地元企業を紹介する自治体が刊行した図書類や新聞記事、そしてテレビやラジオで流れるCMから「周年記念」の情報を得たり、さらにインターネット上の「周年記念」を迎える企業情報をヒントに該当企業のHPの「会社概要」・「沿革」などを確認して週に2~3社を目標にして問い合わせをしていきます。

 実際に問い合わせてみると、今回は編纂していない、すでに寄贈できる残部が無いという場合もあるなかで、現在編纂している途中で刊行した際には寄贈します、と言ってくださるケースや、今回も刊行したが以前の「周年記念」の際に刊行した社史もあわせてご寄贈してくださるケース、さらに当館が社史を収集していることを知った企業の社史編纂担当の方が来館されて、ご寄贈してくださる場合もあります。

 社史の収集には、このように「社史が刊行された」という情報探しから始めるという難しさはありますが、日本の企業・産業の歴史を調査・研究するための情報提供ができる資料群を、さらに充実させていきたいと考えています。
 社史を編纂された場合には、ぜひ当館にご寄贈いただけると幸いです。

ご寄贈についてのお問い合わせはこちらから。

(県立川崎図書館 資料整備課 矢澤)