「16ミリ映写機操作技術認定講習会」

16ミリ講習会 去る6月18日(水)、16ミリ映写機操作技術認定講習会を実施いたしました。

 16ミリ映写機操作技術認定講習会とは、16ミリフィルムを上映するのに必要な技術を学ぶための講習会で、修了者は「16ミリ映写機操作技術認定証」を取得することができます。
 この認定証は、公共の図書館や視聴覚ライブラリーから、16ミリフィルムや映写機を借りる際に提示を求められます。(貸出を受けられるのは、団体登録をされている方のみです。)

 神奈川県立図書館では昭和30年からこの講習会を実施しています。全ての受講者にしっかりと実習していただけるよう、現在、定員を12名とさせていただいています。人気の講座で受付開始から数時間で定員に達することもあります。認定証取得に必要な費用は、テキスト代の500円と認定証送付用の82円切手です。

 18日当日は受講者12名全員がキャンセルなしでご参加くださいました。
 初めに当館職員から、16ミリフィルムの貸出方法や映画会を開催する上での注意点をお話しし、続いて講師の関東映画センター水島雅一氏より、16ミリ映写機の構造やフィルムについての詳しい説明がありました。新米映写技師さんの失敗談や、映写機が空中に作り出す光の道にはしゃぐ園児の様子など、楽しいエピソードも交えてお話しくださいました。
 午後は3台の映写機にそれぞれ講師がつき、実際に映写機に触れていただき実習を行いました。受講者12名に3つのグループに分かれていただき、繰り返し操作を行ってもらいます。常に先生が見ていてくださるので安心して操作を行うことができますし、実習の時間はたっぷりとってあるので、自信がつくまで何度も映写機に触れることができます。
 小休憩の後はいよいよテストです。3台の映写機に分かれ、一人ひとり映写をしてみせてもらいます。そして最後はペーパーテストを行いました。今回は受講された12名全員がめでたく合格となりました。
 実習中は緊張感の中にも時より笑い声が聞こえ、楽しげな様子がみられました。終了後にお書きいただいたアンケートでもほとんどの方が「満足した」「楽しかった」とお答えくださいました。

 近年、DVD等の新しいメディアへの移行により16ミリを使用した映画会は減少しています。とはいえ、2013年度に当館から貸出をした16ミリフィルムの利用状況を見ても、県内で年間139回の上映が行われており約6,000人が鑑賞しているという報告をいただいていますので、16ミリはまだまだ利用されているといえると思います。
 16ミリフィルムは、保存環境が適切であればDVDより長い耐用年数があるともいわれており、歴史的に価値のある作品が数多く残されています。図書館で貸出をしているフィルムであれば上映許諾の心配もいらず、多くのフィルムの中から目的や年齢層にあった作品を選び上映することができます。そして何より、カタカタと音をたてる映写機が醸し出す昔ながらの映画会の良さが16ミリにはあるのではないでしょうか。

 講習を終えられた方が、貴重な16ミリフィルムや映写機を安全に、そして、有効に活用してくださることを望みます。

 次回の講習会は9月17日(水)です。募集開始は8月1日の9時からです。電話でのお申込みのみとなっています。ご興味がおありの方は是非お電話ください。

(県立図書館職員:菅)