第2回共同展示 県立図書館・県立公文書館 新幹線が拓いた半世紀 ~「夢の超特急」その軌跡と未来~

展示「新幹線が拓いた半世紀」 平成26年(2014)は、東海道新幹線が開通した昭和39年(1964)から数えて、ちょうど50年になります。東京オリンピック開催の年に「夢の超特急」と呼ばれて開業した新幹線は神奈川県が発祥の地です。昭和37年(1962)、鴨宮と綾瀬を結ぶ区間32kmをモデル線と命名し、2年間にわたって試運転を繰り返しました。この試験線は開業に際し、新横浜~小田原間の一部として、現在も使用されています。
 それからの半世紀、どのような軌跡をたどってきたのでしょうか。そしてまた、新幹線はこれからどのような未来へと向かっていくのでしょうか。そこで、県立図書館と県立公文書館は、「新幹線が拓いた半世紀 ~『夢の超特急』その軌跡と未来~」と題した、共同展示を昨年度に続いて企画しました。両館が収蔵する図書や資料を通して、新幹線50年にまつわる過去と未来の諸相を取り上げています。
 展示期間は2月14日から3月30日まで。場所は県立図書館本館一階閲覧室で開催しています。

展示「新幹線が拓いた半世紀」 県立図書館からは、以下の4つのテーマで図書資料を中心にご紹介しています。
○主な新幹線関連資料=解説や記録写真、児童書など約60冊。
○東海道新幹線開業に導いた人物関連資料=第四代国鉄総裁で「新幹線の父」と呼ばれた十河信二と、鉄道技術者で「新幹線をつくった男」と呼ばれた島秀雄の二人を取り上げた図書10冊。
○リニアモーターカー関連資料=新幹線の2倍のスピード「時速500㎞」で実現に向けて走り出していることを紹介した資料など7冊。
○『国有鉄道百年史』=全19巻。日本の鉄道開通前から1972年までの100余年間の日本国有鉄道(国鉄)とその前身の歴史を綴った社史であり、利用の多いレファレンスブックでもあります。
また、今回展示しました資料以外にも新幹線関連の資料は県立川崎図書館でも多く収蔵しています。資料はお取り寄せできますので、ご利用ください。

 県立公文書館からは前期、後期と2回に分け資料を提供していただき展示します。
前期(2月14日~3月12日):新幹線バック&フューチャー
○戦前の新幹線計画 ~「弾丸列車」の構想~
○新幹線の誕生から開業までの歩み
○未来の超特急「リニアモーターカー」
後期(3月14日~3月30日):駅(ターミナル)ナウ&ゼン
○新幹線が生んだ街、新横浜
○小田原駅の設置とひかり(のぞみ)の新横浜停車
○新幹線に新駅を!~ツインシティー構想~

展示「新幹線が拓いた半世紀」 今回の展示を通して、我が国の技術と総力を結集した事業とそれに直面した人々の努力、そして写真や文書などによる、それらの記録を現在および将来に活用することの意義を感じ取っていただければ幸いです。

 さて、県立図書館のかながわ資料室では、神奈川県の歴史、文化、行政、自然、産業などに関する資料(図書・行政刊行物・雑誌・新聞・地図など)をご利用いただけます。
また、県立公文書館では、県の公文書や古文書を収集・保存しています。これらの資料の閲覧や展示、講座など、様々な活動を行っています。両館を合わせてご利用いただくと、神奈川県のことをより詳しく知ることができますのでご活用ください。
 来年度も県立図書館と県立公文書館で共同展示を予定していますのでご期待ください。

(県立図書館職員:調査閲覧課 展示担当)