こちら神奈川では、第2回県立図書館ビブリオバトルを開催!

 当館では、図書館員のプレゼン能力向上のため、職員研修の一環として職員による「第1回県立図書館ビブリオバトル」を去る1月13日に開催しました。第1回の終了後に参加職員に行ったアンケートでは、「自分がプレゼンするのはちょっと気恥ずかしいが、他人のプレゼンを聞くのは面白い」といった、日本人的な奥床しさとヤジ馬根性がないまぜになったアンビヴァレントな回答が多く寄せられました。
 そこで、何事も白黒決着をつけないと気が済まないということで、3月10日に「第2回県立図書館ビブリオバトル」を敢行しました!

 今回ノミネートされた本は発表順に、『子どもたちと歩んだ日々-かながわ児童福祉事業の軌跡』、『亜米利加式料理法』、『笑う科学 イグ・ノーベル賞』、『ファッション-蝶は国境をこえる』、『月光浴』の5冊。プレゼンターがかつて携わった児童養護から、料理、ファッションといった分野も登場、新書から写真集までバラエティに富んだものとなりました 第1回では、初めての開催ということもあってプレゼンの時間配分がうまくいかず、制限時間の5分間を大幅に超過してしまうプレゼンが続出しましたので、当館独自のルールとして、今回は、残り時間30秒となったところでベルを1回鳴らすようにしました。プレゼンターがタイマーをチラチラと横目で気にしながら熱弁をふるう姿が目につきましたが、それでもやはり制限時間内にプレゼンを収めるのは難しいようで、今回も時間オーバーが相次ぎました。ラスト30秒になって「もうひとつだけ言わせていただくと・・・」などとプレゼンターが欲張ると、時間に収まらなくなってしまうのかもしれません。「やっぱり、ラスト30(秒)に入ったら『締め』だな」と、感じました。
 結局、接戦を制した今回のチャンプ本は、『亜米利加式料理法』(原著1929年刊、本多尚子氏により1991年復刻)に決定しました。プレゼン冒頭の「皆さん、トンカツは和食だと思いますか?洋食だと思いますか?」という意表をつく問いかけや、稀覯(こう)本であること、初めて聞くレシピの紹介などが功を奏したものと思われます。
 しかし、チャンプ本の決定後、表彰に代えて受賞のコメントをお願いしたところ、そのコメントに対する追加質問があり、会場から「結局、トンカツは和食なんですか?洋食なんですか?」という質問に、プレゼンターの明確な判断は示されず、「カツレツだから洋食だろ」「いやトンカツになると、味噌汁もつくし、和食だ」と会場を二分する熱い論議に。事態の思わぬ展開に担当としては頭を抱えましたが、「もうお時間ですので、もっと議論したい人は、昼休みに存分にやってください。」で、第2回ビブリオバトルは終了しました。
   今回の教訓:その1 プレゼンは(なるべく)制限時間内に。
            その2 問題提起をした人は、自分なりの結論を。

(県立図書館 職場研修担当)