2月2018

『「ジャックの塔」100年物語』 横浜市ふるさと歴史財団 監修

『「ジャックの塔」100年物語』 横浜市ふるさと歴史財団 監修・中区制90周年・開港記念会館100周年記念事業実行委員会 編著・横浜市中区役所地域振興課 編著 横浜 神奈川新聞社出版 2017年 資料番号:60712049 請求記号:K52.1 138  OPAC(所蔵検索)

 2017年7月、「ジャックの塔」という愛称で皆に親しまれてきた横浜三塔の一つ「横浜市開港記念会館」が100周年を迎えました。この本はその記念誌として刊行されたものです。

 表紙の雲一つなく澄み渡る青い空の中、赤煉瓦のジャックの塔が天を突いている姿が素晴らしいです。そして表紙を開いてすぐの扉ページには、同じアングルで撮られている1917(大正6)年のセピア色のジャックの塔が登場します。電柱や電線がまわりに張り巡らされていたり、民家らしき瓦屋根の一部も写りこんでいたりする昔の様子と今を見比べられる構成が面白いのと同時に、そこから100年もの時が感じられます。 続きを読む・・・

『チーズの歴史 5000年の味わい豊かな物語』 アンドリュー・ドルビー著

『チーズの歴史 5000年の味わい豊かな物語』 アンドリュー・ドルビー著 ブルースインターアクションズ出版 2011年 資料番号:22539852 請求記号:648.18/6  OPAC(所蔵検索)

 チーズといえば・・・カマンベールチーズ、ゴルゴンゾーラ、モッツァレラ、すりおろして使うパルメザンチーズ・・・などなど。さまざまな種類がありますが、一般的に使われているチーズはごく一部だと感じます。そこでチーズ好きな私は本書で5000年もの歴史をもつ、多くのチーズをいっぺんに味わってしまおうと思い至ったわけです。

 本書は『チーズの歴史』という題名なものの、 続きを読む・・・

『陸奥爆沈』 吉村昭著

『陸奥爆沈』 吉村昭著 新潮社 1970年 資料番号:12027793 請求記号:915.9/365  OPAC(所蔵検索)

 「陸奥」という戦艦をご存知でしょうか。長門型戦艦の2番艦であるこの艦は、1918(大正7)年に横須賀海軍工廠で起工し1921(大正10)年に就役しました。就役後は1番艦の長門や他の戦艦と交代で連合艦隊旗艦を務めたため高い知名度を誇り、教科書にも描かれました。その当時の男子がイメージする軍艦といえば長門と陸奥であり、「陸奥と長門は日本の誇り」といういろはカルタが制作されるほどの人気だったようです。

 『陸奥爆沈』という不穏な題名ですが、 続きを読む・・・