司書の生活と意見

「旧鎌倉図書館」見学記

(昨年12月以降、その解体をめぐりにわかに注目を集めている「旧鎌倉図書館」。その見学会に参加した当館職員のリポートです。)

旧鎌倉図書館 平成27年(2015)2月10日、「旧鎌倉図書館」の緊急見学会が市民団体「図書館とともだち・鎌倉」主催により開催されました。
 当日は、当初2回予定のところ、申込多数のため3回実施となり、全部で100名を超える参加があったようです。参加者からは「子どものころ使っていました…」とか「この部屋でレコードコンサートが開催されていましたね」といった懐かしむ声が聞かれるなか、現在は一般には入る機会のない館内を見せていただきました。 続きを読む・・・

司書は利用者に育てられる

図書館のカウンターのイメージ 新年おめでとうございます。
 
 県立の図書館で質の高い図書館サービスを提供するためには、高度な知識と技能をもった司書の存在が不可欠です。専門職として、不断の自己研鑽とともに、館内研修や他機関のさまざまな研修に参加して資質向上に努めていますが、研修への参加以上に、日々、利用者の皆さんに育てられています。
 日常のカウンター業務では、 続きを読む・・・

「地域資料勉強会」について

雨岳文庫見学会 「ウチの図書館には、まだ知られていない資料があるのでは・・・?」

 日々の業務をしている中で、上記のようなことを考えたのがキッカケでした。神奈川県立図書館は、1954年(昭和29年)10月に開館してから今年で60周年になりますが、その間に多くの資料が収集されました。その中には、現在、神奈川県公文書館などに移動している資料もありますが、通常の図書や逐次刊行物のような製本された資料だけでなく、古文書や古典籍、あるいは、マリア・ルス号事件の「大旆」(タイハイ)(注)のような実物資料など、通常ならば公文書館や博物館で扱っている資料もあります。 続きを読む・・・