司書の生活と意見

図書館恐怖の写真(心霊番組風)

 神奈川県立の図書館公式ツイッター「クリッピング!」に6月21日にツイートし、反響の大きかった記事のロングバージョンです。

 あれは、ある蒸し暑い日の夕刻の事であった。図書館に1冊の本が返却された。これがその本の写真である。

 お分かりであろうか。 続きを読む・・・

日本の近代化と「県立の二つの図書館」

 輝かしい新春を迎え年頭のごあいさつを申し上げます。
 このお正月は、おせち料理と御屠蘇(おとそ)に囲まれ、ご家族や仲間と和気あいあいと過ごした方も多いことと思います。御屠蘇は平安のころからの祝いのお酒?のようですが、今は、朝から日本酒、さらにはワイン、ビールと、いろいろ楽しむ人も……。

 現在の我々に身近なビールは、 続きを読む・・・

初・夢想(ゆめ)

 新年あけましておめでとうございます。

 昨年は、4月に図書館に着任し、司書に薦められ映画「図書館戦争」を観ました。「図書館の自由」をテーマにした近未来的?仮想日本のお話ですが、SF小説・映画には、図書館がよく登場することを久々に思い出しました。

 お正月映画として?最新作が公開中の「スター・ウォーズ」シリーズ(1977年~)は、「A long time ago ……」と昔話のように歴史を振り返る形で始まります。同じく銀河宇宙を舞台にした、巨匠アイザック・アシモフの代表作「銀河帝国興亡史」シリーズ(1951年~)でも、再興した銀河帝国の百科事典から興亡史のエピソードを引用し、ストーリーが展開します。
 この小説では、崩壊していく銀河帝国の帝国図書館も重要な舞台となりますし、帝国再生のための百科事典の編纂組織に大きな役割が位置づけられ、「図書館」や「本」が物語の根底にあります。ここに、暗黒時代を通り抜け文明国家として銀河帝国を再興するには、過去の膨大な知見の蓄積と未来への発展的継承が不可欠である、との文明観が流れています。
 2002年にリメイクされた「タイムマシン」、監督は原作者H.G.ウェルズの曾孫さんですが、この映画では、 続きを読む・・・