司書の生活と意見

日本の近代化と「県立の二つの図書館」

 輝かしい新春を迎え年頭のごあいさつを申し上げます。
 このお正月は、おせち料理と御屠蘇(おとそ)に囲まれ、ご家族や仲間と和気あいあいと過ごした方も多いことと思います。御屠蘇は平安のころからの祝いのお酒?のようですが、今は、朝から日本酒、さらにはワイン、ビールと、いろいろ楽しむ人も……。

 現在の我々に身近なビールは、 続きを読む・・・

初・夢想(ゆめ)

 新年あけましておめでとうございます。

 昨年は、4月に図書館に着任し、司書に薦められ映画「図書館戦争」を観ました。「図書館の自由」をテーマにした近未来的?仮想日本のお話ですが、SF小説・映画には、図書館がよく登場することを久々に思い出しました。

 お正月映画として?最新作が公開中の「スター・ウォーズ」シリーズ(1977年~)は、「A long time ago ……」と昔話のように歴史を振り返る形で始まります。同じく銀河宇宙を舞台にした、巨匠アイザック・アシモフの代表作「銀河帝国興亡史」シリーズ(1951年~)でも、再興した銀河帝国の百科事典から興亡史のエピソードを引用し、ストーリーが展開します。
 この小説では、崩壊していく銀河帝国の帝国図書館も重要な舞台となりますし、帝国再生のための百科事典の編纂組織に大きな役割が位置づけられ、「図書館」や「本」が物語の根底にあります。ここに、暗黒時代を通り抜け文明国家として銀河帝国を再興するには、過去の膨大な知見の蓄積と未来への発展的継承が不可欠である、との文明観が流れています。
 2002年にリメイクされた「タイムマシン」、監督は原作者H.G.ウェルズの曾孫さんですが、この映画では、 続きを読む・・・

2月25日から26日まで、被災資料救出ボランティアに参加してきました!

上が薄葉紙で包む前、下が包んだ後です。

 東日本大震災で被災した、宮城県気仙沼市の大島漁協文庫の資料を保護するボランティアを神奈川大学が以前から進めていて、今回これに職員2名が参加いたしました。過去に関連記事もありますので、よろしければご覧ください。「気仙沼市大島の文書救出ボランティアに参加して」(2011年)「気仙沼大島の文書救出ボランティア その後」(2014年)

 今回の主な作業は痛んでバラバラになりそうな資料を薄葉紙(とても薄くて柔らかい紙です。陶器の包装に使われたりもするので、ご存じの方も多いかと思います。)で包んで保護する作業です。私が参加した時点で、すでに資料はある程度整理されて完成した書架に並べられていたので、かなり整った状態に見えました。 続きを読む・・・