私のオススメ本

『前川さん、すべて自邸でやってたんですね 前川國男のアイデンティティー』 中田準一著

『前川さん、すべて自邸でやってたんですね 前川國男のアイデンティティー』 中田準一著 2015年 資料番号22807911 請求記号:523.1/144  OPAC(所蔵検索)

 いきなり「前川さん」と言われても、一体どこの前川さんなんだ?と疑問に思いますよね。この本で親しげに「前川さん」と呼ばれているのは、「前川國男(まえかわくにお)」という建築家です。その経歴を眺めると、なかなか「前川さん」とは呼べません。「前川先生」と呼びたくなる、日本建築史に名前が登場する存在なのです。
 そんな前川先生、実は神奈川県立図書館・音楽堂の建築を手がけております。横浜の紅葉ケ丘に県立図書館と音楽堂が建てられてから60年以上が経ち、レトロという表現が似合う存在となりました。県立図書館に勤務し前川建築の中で時間を過ごしていると、遠い未来にこの図書館を訪れる人、働く人のことを前川先生はどんな風に想像して設計したのだろうと思うことがあります。この本には、その疑問に対するヒントがちりばめられていました。 続きを読む・・・

『4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ涙の球団史』 村瀬秀信著

『4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ涙の球団史』 村瀬秀信著 双葉社 2013年 資料番号:60619277 請求記号:K78.1/168
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『4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ涙の球団史』 村瀬秀信著 双葉社 2016年 資料番号:60679677 請求記号:K78.1/168A ※双葉文庫版 
OPAC(所蔵検索)

 
 1949年11月、山口県下関市において、あるプロ野球球団が生まれました。その球団は松竹ロビンスとの合併や大阪・川崎への本拠地移転を経て、1978年に横浜へとやってきました。その名は大洋ホエールズ。横浜へ移転した後は「横浜大洋ホエールズ」や「横浜ベイスターズ」への名称変更、親会社の変更を経て、現在は横浜DeNAベイスターズとして活動しています。

 さて、大洋ホエールズ(横浜ベイスターズ)といえば“弱い”球団の代名詞的存在でした。2018年シーズン終了時点で、リーグ3位以上になった回数は17回。それに対し4位以下になった回数は52回で、そのうち最下位だった回数は23回という圧倒的な弱さでした。 続きを読む・・・

『最高の工事写真の撮り方』 中野裕著

『最高の工事写真の撮り方』 中野裕著 エクスナレッジ 2018年 資料番号:81708588 請求記号:525.5/69 OPAC(所蔵検索)

 工事写真というと町中で作業着を着た方が日時や工事内容を書いた黒板と共に様々な箇所を写している様子が頭に浮かびます。デジカメの普及で枚数も気軽に沢山撮れ、すぐに写りも確認できるのでカメラ屋さん等で現像が必要だった昔よりもだいぶ便利になっているのではないでしょうか。

 以前、チラシ広告の商品写真を撮る会社で働いていたことがあります。ペットボトルを撮るときはライトを2方向から当てる、袋菓子の商品は中身を出して袋をつぶす、カップ麺のフタは開封しフタをピンと張り再度閉じる。鍋のおいしそうな写真にはドライアイスの湯気、刺身はだらっとしないように切り身1枚1枚の間に板状の紙等を挟む、贈答用の素麺の束は撮影中に湿気で反ってこないように糊を塗る…。様々な小技が駆使されていて、綺麗に写真を撮るための苦労に驚いたものです。 続きを読む・・・