講座「公文書からさぐる地名のふしぎ 神奈川の地名4」を開催しました。

 2016年度より開催している「公文書からさぐる地名のふしぎ」は、受講された皆様から大変好評をいただき、今年度で4回目となりました。今回も、神奈川県立公文書館前資料課長・齊藤達也氏を講師に、県内の地名に関する興味深いお話をしていただきました。

 今年は横浜開港から160年目にあたる節目の年です。今から160年前の1859年、開港に伴い「神奈川奉行所」が設置されました。神奈川奉行所は、横浜裁判所→神奈川裁判所→神奈川府と改められ、さらに神奈川県に改称されました。
 神奈川奉行所の跡地には現在、当・神奈川県立図書館や音楽堂、青少年センターが立地しています。講義の導入として、私たちが現在、「神奈川県」と呼んでいる地域は、廃藩置県の際にどのような変遷をたどってきたのか、また、「旧武蔵国」と「旧相模国」の境界等について、解説されました。 続きを読む・・・

『ライ麦畑でつかまえて』J.D.サリンジャー著

『ライ麦畑でつかまえて』J.D.サリンジャー著 野崎孝訳 白水社1984年 資料番号:21142781 請求記号:933/723  OPAC(所蔵検索)
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』J.D.サリンジャー著 村上春樹訳 白水社 2003年
資料番号:21595897 請求記号:933.7/152/MM  OPAC(所蔵検索)


 『The Catcher in the Rye』はアメリカ人作家J.D.サリンジャーの代表作としても有名ですが、折しも2019年はサリンジャー生誕100周年ということもあり、1月には日本で伝記映画が公開されました。更に今夏公開となった新海誠監督の『天気の子』での劇中で、主人公の読んでいる本が村上春樹訳の 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』だったことでメッセージ性を感じると一部話題にもなりました。

 物語は16歳の主人公ホールデンが4つ目の学校を退学になった後、家に帰らず3日間にわたってニューヨークを放浪したときの話です。世の中で善とされる道徳や公序良俗が大人の建て前や欺瞞に満ち溢れていると感じ、そのような世の中に対し強い嫌悪感を抱き、その反対に子どもの純粋さに対する信奉との間で引き起こされる心の葛藤を表現した作品です。 続きを読む・・・

文字・活字文化の日記念講演「万葉集のことば 現代のことば」を開催しました

 10月26日(土)、神奈川県立図書館にて、文字・活字文化の日記念講演を開催しました。
講師は、国語辞典編纂者であり、日本語学者の飯間浩明先生にお願いしました。飯間先生は、2005年から『三省堂国語辞典』の編集委員として辞書づくりに携わられています。国語辞典編纂のために、日々、さまざまなメディアや日常生活の中から、現代語の用例を採集されています。そのご様子は、昨年のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」でも取り上げられました。朝日新聞の連載やご自身のツイッターなど、さまざまなメディアでことばについて発信され、幅広くご活躍をされています。 続きを読む・・・