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平成20年度研修報告(第10回):「国立国会図書館と地域図書館との連携〜国立国会図書館長・長尾真氏を迎えて〜」
日 時
平成21年2月4日(水) 14:30〜15:30
場 所
神奈川県立川崎図書館 2階ホール
配布資料
資料1部
アンケート
参加者
48名
講 師
長尾真氏(国立国会図書館長)
講演の概要
国会図書館では、「どこでも、いつでも、だれでも」利用できるサービスの実現のために、電子図書館事業に取り組んでいる。資料のデジタル化等はもちろん、都道府県立・政令指定都市立図書館の横断検索がホームページで行えるようにし、所在情報を提供するなど総合目録の充実を図っている。 さらに、要望のあった図書館等に講師を派遣する「講師派遣型研修」を開始するなど、研修機会の地域格差を減らすための取り組みも行っている。
また、地方の公共図書館では、レファレンス担当職員の育成について課題を抱えていることも多い中、ホームページで公開している「レファレンス協同データベース」は、職員のスキルアップに活用することができる。
これからの図書館は、地域を支える情報拠点としての役割が求められてくる。その中で図書館は、地域の課題解決支援する情報提供機能や、関係団体との連携をより充実させなければならない。そのためには職員研修の充実が大切になってくるので、国会図書館も図書館員への研修協力に努めている。
国会図書館では、「知識はわれらを豊かにする」をキャッチコピーに、一層のサービス展開を進めている。
質疑応答(抜粋)
Q 電子化・情報化時代の司書に求められる資質は何か?
A 以前は目録が取れることが司書の専門性だったが、現在は書誌情報は機械等で自動抽出可能になってきている。そこで、「人にしかできない」レファレンスサービスへの充分な知識が、司書に求められていると考えている。
Q 館長が在職していた大学図書館や現在の国会図書館が大きく変わった印象がある。どのように職員の意識改革を図ったのか知りたい。
A 大学時代は、司書に教育プログラムの一端を担わせることで、司書の価値を教員に認識させ、司書に自信を持たせた。国会では係長〜課長補佐級、在職2〜3年目の職員等との懇談会を開きながらメッセージを伝えていった。職員の持っている能力を最大限に引き出すのが館長の役割だと思う。
感想等
国会図書館の改革に積極的に取り組んでいられる長尾館長の講演には、力強い明るさを感じました。今後の国会図書館サービスには、ますます期待しています。。
報告者:平塚市中央図書館 小泉明子