テーマ別文献目録

話題となった科学技術に関する図書、雑誌文献のリストを、定期的に作成しています。

「人工知能・AI」関連情報(PDF1,027kb) No.55(2017年2月24日発行)

  人工知能・AI(Artificial Intelligence)とロボットは違うのか?
  「ロボット」という言葉について調べていくと、チェコの作家 カレル・チャぺックの戯曲「R.U.R」(Rossum's Universal Robots)にたどり着きました。
  もともと「ロボット」とは「人の代わりに作業をすることを目的につくられたもの」と考えられており、人間が与えた命令を実行する機械でしたが、さらに自ら思考するという人間の知的な働きが盛り込まれた「人工知能・AI」は、近年さらに急速に進化しています。
  今回は、まず人工知能・AIに関する図書、雑誌記事、インターネット情報を紹介し、中でも最近話題となっている「2045年問題」、「アラン・チューリング」、「クイズ、囲碁・将棋」、「プログラム言語」、「ロボットは東大に入れるか」の5つをトピックスとして取り上げて紹介します。

「IoT(Internet of Things、モノのインターネット)」関連情報(PDF1,777kb) No.54(2016年9月20日発行)

  近年、IoT(Internet of Things、モノのインターネット)がさまざまな分野で関心がもたれています。
  スマートフォンなどの情報通信機器を筆頭に、スマートフォンと連携して遠隔操作を行うことができるスマート家電、太陽光発電システムや蓄電池などのエネルギー機器、家電、住宅機器などがコントロールされ、CO2排出の削減を実現するスマートハウスなど、私たちの生活の中でもあらゆる面でIoTが活用されてきています。各国で爆発的ヒットとなっている「ポケモンGO」にも、物理世界とサイバー世界を融合するCPS(サイバーフィジカルシステム)が用いられており、これはIoTの基本的概念を活用したものといえます。
  今回の目録では、「IoT」、「Industrie 4.0」(インダストリー4.0)に関連する文献を採録することとし、当館所蔵の中から2016年以降の情報を紹介します。

「次世代自動車」関連情報(PDF1,850kb) No.53(2016年3月7日発行)

  未来のクルマが、現実になってきました。
  一昔前、乗用車といえば、ガソリンエンジン、トラックなどの大型車は、ディーゼルエンジン、タクシーは、LPGエンジンとほぼ分類できました。
  現在では、駆動方法が従来と異なる、電気自動車、ハイブリット車、水素自動車など新しい自動車が実際に走行し、また、自動ブレーキや衝突回避などの運転者支援の技術も加わり、「次世代自動車」と呼ばれるようになりました。
関連する産業も従来からの自動車メーカーだけでなく、アップルやグーグルなどのいわゆるIT企業が自ら次世代自動車を作る時代になり、技術や産業の分野が広がっています。   今回は、次世代自動車に関連する図書を「新型自動車」、「運転支援」、「素材・材質・部品」、「インフラストラクチャー」の4分野に分けて紹介し、雑誌文献は当館所蔵の自動車工学及び交通の専門誌以外に掲載されたものを中心に紹介します。

「自然災害」関連情報(PDF1,303kb) No.52(2015年10月13日発行)

  日本列島はかつて活発な火山活動の結果として生まれたため、古くから地震多発国として知られています。
  近年は地球温暖化に伴う気候変動の影響により、集中豪雨や竜巻などといった気象現象による災害が年々増加し、規模も大きくなってきています。こうした自然災害多発状況を受けて、これまで以上に減災、防災の必要性も見直されており、そのための技術やノウハウの蓄積も重要となっています。
  今回は「自然災害」の中でも、「竜巻」、「豪雨」、「台風」、「噴火」、「巨大地震」、「津波」、「防災」を中心に採録した関連情報を、当館所蔵資料の中から刊行の新しいものを中心に紹介いたします。

「箱根山のやや活発な地震活動」関連情報速報版(PDF357kb) (2015年5月14日発行)

  箱根山において、4月下旬よりやや活発な地震活動が観測されています。メディアでも日々取り上げられ、その動向が注目されています。
  気象庁HPによると、箱根山では火山活動が更に高まっていると考えられ、今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があると言われています。
  今回は、県内の活火山である箱根山に関する図書や文献を、また併せて火山噴火の予知、火山噴火が起きた際の防災に関する文献を、当館の資料の中から紹介します。

「発光ダイオード(LED)」関連情報(PDF675kb) No.51(2015年3月20日発行)

  新しい光源である、発光ダイオード(LED)が注目されています。発光ダイオードとは「光る半導体素子(ダイオード)」という意味で、照明器具ではこれまで使用されてきた白熱電球や蛍光灯に置き換わり、主流となりつつあります。また、照明器具以外でも、様々な分野で使用され、わたしたちの暮らしの支えとなっています。
2014年には、赤﨑勇・天野浩・中村修二の各氏が、「高輝度で省電力の白色光源を可能にした青色発光ダイオード(light emitting diode, LED)の発明」という理由により、ノーベル物理学賞を受賞し、発光ダイオードがさらに注目を集めました。
  今回は発光ダイオードに関する技術文献とともに、ノーベル物理学賞受賞者の発光ダイオード研究開発秘話も併せて、当館所蔵資料の中から、刊行の新しいものを中心に紹介します。

「3Dプリンタ」関連情報(PDF547kb) No.50(2014年9月19日発行)

  最近、「3Dプリンタ」(Three Dimensional Printing)という言葉を目にすることが多くなりました。テレビ番組や一般消費者向けの雑誌の記事では、オリジナルのノベルティや小物が作れることなどが紹介されることが多く、産業分野でどのようなことに使用されているのかなかなか目にすることがありません。日本では、言葉のわかり易さから「3Dプリンタ」と呼ばれることが多いのですが、国際的には、「Additive Manufacturing Technology (付加製造技術)」という呼び方が各種規格の中で用いられており、頭文字から「AM」と表記されることもあります。 今回の目録では、当館所蔵資料を中心とした「図書」、「記事・論文」に加え「インターネット情報」の3つのカテゴリーに分けて2010年以降の情報を紹介します。

「生活支援ロボット」関連情報(PDF551kb) No.49(2014年2月1日発行)

  神奈川県は、地域活性化総合特区「さがみロボット産業特区 -ロボットで支える県民のいのち-」の活用による、生活支援ロボットの実用化・普及の促進、関連企業の集積を進めています。 「さがみロボット産業特区」では、①介護・医療ロボット、②高齢者等への生活支援ロボット、③災害対応ロボットの3 分野のロボット開発ならびに実証実験を目指しています。これらの実用化・普及を通じて、少子高齢化の進行による、健康や医療に対する多様なニーズの解決、また災害時の被災者の救助・捜索に活用されることが期待されています。
  今回は、生活支援ロボットに関連する文献を採録することとし、当館所蔵の資料の中から2010 年以降に出版された関連図書、2009 年以降に収録された関連記事を中心に紹介します。

「越境する大気汚染物質~黄砂など」関連情報(PDF609kb) No.48(2013年7月31日発行)

  黄砂、PM2.5など大気中を漂う微小な固体の粒子が海を越えて日本へ飛来し、大気汚染として影響を及ぼし問題化しています。各地で環境基準値を超えるデータも観測されていて、これらの粒子は極めて小さいため普通のマスクでは防げず、肺の奥にまで入りやすいので呼吸器系への影響が心配されています。そのため、今後もこのような大気汚染物質による健康被害の発生・拡大の防止を強化し、身を守るための総合的な対策が必要とされています。
  先に刊行した「速報版 PM2.5」の内容に「浮遊粒子状物質」を含めて、今回「越境する大気汚染物質~黄砂など」を刊行いたします。 この目録では、当館所蔵資料の中から、刊行の新しいものを中心に紹介いたします。

「PM2.5(微小粒子状物質)」関連情報速報版(PDF359kb) (2013年3月26日発行)

  PM2.5(Particulate Matter 2.5)とは、大気中に浮遊する直径2.5μm以下の粒子状物質の総称です。日本でも環境基準値を超えるデータが観測され、今後こうした微小な大気汚染物質への対策が必要とされています。
  今回は速報版として、当館所蔵資料の中から、2010年以降に発行された関連文献を紹介します。

「レアアース」関連情報(PDF:604kb) No.47(2013年3月1日発行)

  レアアース(希土類元素)とは、レアメタル(希少金属)のなかでも埋蔵場所が偏り、海底など地球上の限られた地域に偏在し、土や石から取り出すのが難しい希少資源です。原子番号57番のランタン(La)から71番のルテチウム(Lu)までの15元素のグループ(ランタノイド)に、原子番号21番のスカンジウムと39番のイットリウム(Y)を加えた17元素の総称を指します。
  近年、ハイブリッド車・電気自動車に使われる高性能モーター(超強力磁石)に利用されたり、光学ガラスの研磨剤、蛍光体としてLED照明・蛍光灯、排ガス浄化触媒、水素吸蔵合金としてヒートポンプや燃料電池など様々な用途の素材として活用されていて「産業のビタミン」とも呼ばれています。しかし一方で、鉄や銅などのベースメタルと比べるとレアアースについての系統的な研究は少なく、日本は需要の9割を輸入に依存しているので、今後も研究を行う必要があるとされています。
  今回は、当館所蔵資料の中から2011年以降に出版された図書、収録された記事を紹介いたします。

「人工衛星」関連情報(PDF:660kb) No.46(2012年10月31日発行)

  人工衛星とは、惑星、主に地球の軌道上に存在し、目的を持って運用される人工天体です。国民生活に欠かせない通信、測位、地球観測などの実用衛星の他に、将来の宇宙開発を推進するための技術試験衛星等も打ち上げられています。また、地球や宇宙の起源などを探求するための科学衛星や探査機なども開発、運用されています。
  1957 年、人工衛星スプートニク1 号の成功に続き、世界中で打ち上げられた人工衛星は数千にも及びます。日本でも1970 年に打ち上げた「おおすみ」を始め、これまでで100 を超える人工衛星が打ち上げられました。天気予報でおなじみの「ひまわり」、記憶に新しい小惑星探査機「はやぶさ」、民間の中小企業が参加したことで話題となった「まいど1 号」等、用途も目的も異なった様々な衛星が、地球から飛び立ちました。
  今回は、現時点で運用中の人工衛星を中心に、当館の資料の中から2010 年以降に出版、収録された、図書や文献情報を紹介いたします。

「iPS細胞」関連情報(PDF:455kb) No.45(2012年3月1日発行)

  2006年、京都大学の山中伸弥教授らは、マウスの皮膚細胞(線維芽細胞)からiPS細胞(induced Pluripotent Stem cell)の樹立に世界で初めて成功しました(Cell, 126:p663-676, 2006)。2007年には、人間の皮膚細胞に導入してヒトiPS細胞の作製にも成功しました(Cell,131:p861-872 , 2007)。
  様々な組織や、臓器の細胞に分化する能力と、ほぼ無限に増殖する能力をもつ多能性幹細胞であるiPS細胞は、再生医療の切り札とされる基礎生物学から再生医学に至るまで、幅広い研究領域において革新的な発展を遂げる可能性を秘めた「夢の細胞」として、大きな注目を集めています。
  今回は、iPS細胞についての図書や文献を、当館の資料の中から、刊行の新しいものを中心に紹介いたします。

「森林保護」関連情報(PDF:1045kb) No.44(2011年10月13日発行)

  本年度(2011年)は、国連が定めた国際森林年(the International Year of Forests)です。国際森林年は、世界中の森林の持続可能な経営保全の重要性に対する認識を高めることを目的としています。
  世界の森林は、1990年~2010年の間に、日本の国土の約4倍が減少しているそうです。一方日本では、人工林の増加等により森林資源は増加していますが、施業放棄の森林や人材の欠如により、森の保全が問題となっています。
  国際森林年の本年度を「森林・林業再生元年」と考え、日本における豊かな森林の維持と途上国の森林保全等に対する国民の理解を促すことを目標として掲げられています。

「スマートグリッド」関連情報(PDF:425kb) No.43(2011年3月1日発行)

  スマートグリッド(次世代電力網)とは、「賢い電力網」の意です。低炭素社会の実現に向けて、太陽光・風力発電など再生可能エネルギーの利用・拡大が求められています。この分散型電源を安定的に供給し、情報通信技術を活用して、より効果的・効率的な系統を可能にするのがスマートグリッドです。
  このスマートグリッドを構築し、エネルギーマネジメントシステムによる省エネ型のビルやスマートハウス、電気自動車などの交通システムなど、社会機能全体を環境配慮型にした都市をスマートコミュニティといいます。国は、「次世代エネルギー・社会システム実証地域」を横浜、北九州など4地域に選定しました。
  また、スマートコミュニティ・アライアンス(JSCA)を設立し、官民一体となって、国内普及だけでなく、国際展開を目指しています。
  今回は、スマートグリッドを中心に、スマートコミュニティ、スマートハウスについての図書や文献を、当館の資料の中から、刊行の新しいものを中心に紹介いたします。

「リチウムイオン二次電池」関連情報(PDF:461kb) No.42(2010年10月14日発行)

  リチウムイオン二次電池(LIB)は、代表的にはリチウムイオン含有金属酸化物を正極とし、炭素材料を負極活物質に、電解質として有機溶媒を使用する二次電池です。
  リチウムイオン二次電池は、日本で商品化され、携帯機器分野で量産技術を確立してきました。他の電池に比べてエネルギー密度が高く、充放電による劣化が少ないメリットがあります。
  地球温暖化対策や石油資源枯渇化など環境問題の面から、ハイブリッドカーや電気自動車を普及させる必要があり、高性能の二次電池が求められています。次世代二次電池の誕生も待たれますが、当面、リチウムイオン二次電池の出力や容量を向上させ、安全性・信頼性を高め、大幅にコストダウンする努力を続けています。
  世界中で、研究開発が活発ですが、日本では、国家プロジェクトを発足させ、産業競争力の強化に資するため官民学一体で取り組んでいます。自動車用のみならず、宇宙開発や新電力網構築もめざしており、国際標準化においても優位に立とうとしています。
  この分野の成果について、当館の資料の中から、刊行の新しいものを中心に紹介いたします。また、巻末には、文献目録づくりの手法をご案内します。文献検索する際に、ヒントとなれば幸いです。

「産業遺産」関連情報(PDF:499kb) No.41(2009年11月13日発行)

  産業遺産とは、「産業の形成と発展に重要な役割を果たしてきた機械や道具、装置、工場施設、土木構造物、建築物、図面、写真などの、今日に残されているもの等・・・」と、産業考古学会は述べています。
  2007年には、石見銀山が産業遺産として、日本で初めてユネスコの世界遺産に登録されました。産業遺産には、国や自治体が指定するもの、学会や協会が認定するもの、企業などが保存しているものがあります。また、産業博物館や企業・大学の資料館では、産業遺産を多く集めており、興味深く見学することができます。
  この目録では、当館のユニークな所蔵資料を紹介するために、産業遺産の修復・保存作業や産業遺産を活用した街作りなどの文献も併せて集めました。2008年以降刊行した文献を収録しております。

「微生物」関連情報(PDF:677kb) No.40(2009年7月18日発行)

  微生物とは、目に見えない生物の総称で、細菌、古細菌(アーキア)、菌類、微細藻類、原生動物などさまざまな系統を含んでいます。また、細胞構造をもたず、宿主に寄生しており、“生物”としては疑問であるウイルスもこれに含めております。
  地球の歴史の中で、微生物は地球の環境形成や多様な生物の誕生に多大な役割を果たしてきました。現在においても、生産、分解、物質循環に大きく関与しています。
  微生物は古代からパンや酒づくりに利用されていましたが、その存在は1674年にレーウェンフックにより顕微鏡で確認されました。その後、パスツールはその発生の謎を解明し、コッホは純粋培養技法を確立して、コレラ、結核菌などの病原体を分離同定しました。
  日本の微生物学は、農学、医学、発酵学の分野で発展してきました。2007年、18の微生物関連学会が参加する日本微生物学連盟を設立して、2011年札幌開催の、国際微生物科学連合の大会準備にあたっています。
  この目録では、当館所蔵の資料の中から、刊行の新しいものを中心に紹介します。インフルエンザ関連の文献もまとめました。

「ロボット」関連情報(PDF:622kb) No.39(2009年2月4日発行)

  「ロボットには、人の役に立つ役割、人を知る役割とともに、人を感動させる役割がある。」とは、ロボット研究者の言で、夢があります。ロボットは、機能として移動型と腕型に分類され、応用分野としては、産業用と民生用に分けられます。産業用ロボットの日本のシェアは世界一と言われ、溶接、塗装、建設、自動車の組み立て、災害作業支援、海中ロボット、宇宙ロボットなどに使われています。民生用では、案内、警備、介助、自立支援、家事支援ロボットなどで、高齢化社会の解決策の一つとして、期待されています。
  当館所蔵の資料の中から、刊行の新しいものを中心に紹介します。

「地球温暖化対策」関連情報(PDF:529kb) No.38(2008年6月6日発行)

  このところ地球温暖化に関するニュースに接しない日がありません。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第4次報告書は、地球温暖化が人間活動に起因する現象である可能性が高いことを確率的に示しました。
  この目録では、はじめに2005 年以降発行の関連所蔵図書を紹介し、さらに2008 年3 月以降発行で、当館が所蔵している雑誌の中から「地球温暖化対策」についての文献を掲載します。インターネット情報も一部付記しております。

「バイオマスプラスチック」関連情報(PDF:323kb) No.37(2007年12月20日発行)

  バイオマスプラスチックは「再生可能な有機資源由来の物質を含む原料より、化学的に又は生物的に合成することにより得られる高分子材料」で、化石資源の枯渇問題や地球温暖化防止の両面からカーボンニュートラル材料として注目されています。
  この目録では、はじめに図書、さらに2007年1月以降発行で、当館が所蔵している雑誌の中から「バイオマスプラスチック」についての文献、さらに関連する学会の講演論文集を紹介します。インターネット情報も一部付記しております。

これ以前の目録については、旧サイトテーマ別文献目録をご覧ください。