テーマ別文献目録
話題となった科学技術に関する図書、雑誌文献のリストを、定期的に作成しています。
「森林保護」関連情報(PDF:1045kb) No.44(2011年10月13日発行)
本年度(2011年)は、国連が定めた国際森林年(the International Year of Forests)です。国際森林年は、世界中の森林の持続可能な経営保全の重要性に対する認識を高めることを目的としています。
世界の森林は、1990年~2010年の間に、日本の国土の約4倍が減少しているそうです。一方日本では、人工林の増加等により森林資源は増加していますが、施業放棄の森林や人材の欠如により、森の保全が問題となっています。
国際森林年の本年度を「森林・林業再生元年」と考え、日本における豊かな森林の維持と途上国の森林保全等に対する国民の理解を促すことを目標として掲げられています。
「スマートグリッド」関連情報(PDF:425kb) No.43(2011年3月1日発行)
スマートグリッド(次世代電力網)とは、「賢い電力網」の意です。低炭素社会の実現に向けて、太陽光・風力発電など再生可能エネルギーの利用・拡大が求められています。この分散型電源を安定的に供給し、情報通信技術を活用して、より効果的・効率的な系統を可能にするのがスマートグリッドです。
このスマートグリッドを構築し、エネルギーマネジメントシステムによる省エネ型のビルやスマートハウス、電気自動車などの交通システムなど、社会機能全体を環境配慮型にした都市をスマートコミュニティといいます。国は、「次世代エネルギー・社会システム実証地域」を横浜、北九州など4地域に選定しました。
また、スマートコミュニティ・アライアンス(JSCA)を設立し、官民一体となって、国内普及だけでなく、国際展開を目指しています。
今回は、スマートグリッドを中心に、スマートコミュニティ、スマートハウスについての図書や文献を、当館の資料の中から、刊行の新しいものを中心に紹介いたします。
「リチウムイオン二次電池」関連情報(PDF:461kb) No.42(2010年10月14日発行)
リチウムイオン二次電池(LIB)は、代表的にはリチウムイオン含有金属酸化物を正極とし、炭素材料を負極活物質に、電解質として有機溶媒を使用する二次電池です。
リチウムイオン二次電池は、日本で商品化され、携帯機器分野で量産技術を確立してきました。他の電池に比べてエネルギー密度が高く、充放電による劣化が少ないメリットがあります。
地球温暖化対策や石油資源枯渇化など環境問題の面から、ハイブリッドカーや電気自動車を普及させる必要があり、高性能の二次電池が求められています。次世代二次電池の誕生も待たれますが、当面、リチウムイオン二次電池の出力や容量を向上させ、安全性・信頼性を高め、大幅にコストダウンする努力を続けています。
世界中で、研究開発が活発ですが、日本では、国家プロジェクトを発足させ、産業競争力の強化に資するため官民学一体で取り組んでいます。自動車用のみならず、宇宙開発や新電力網構築もめざしており、国際標準化においても優位に立とうとしています。
この分野の成果について、当館の資料の中から、刊行の新しいものを中心に紹介いたします。また、巻末には、文献目録づくりの手法をご案内します。文献検索する際に、ヒントとなれば幸いです。
「産業遺産」関連情報(PDF:499kb) No.41(2009年11月13日発行)
産業遺産とは、「産業の形成と発展に重要な役割を果たしてきた機械や道具、装置、工場施設、土木構造物、建築物、図面、写真などの、今日に残されているもの等・・・」と、産業考古学会は述べています。
2007年には、石見銀山が産業遺産として、日本で初めてユネスコの世界遺産に登録されました。産業遺産には、国や自治体が指定するもの、学会や協会が認定するもの、企業などが保存しているものがあります。また、産業博物館や企業・大学の資料館では、産業遺産を多く集めており、興味深く見学することができます。
この目録では、当館のユニークな所蔵資料を紹介するために、産業遺産の修復・保存作業や産業遺産を活用した街作りなどの文献も併せて集めました。2008年以降刊行した文献を収録しております。
「微生物」関連情報(PDF:677kb) No.40(2009年7月18日発行)
微生物とは、目に見えない生物の総称で、細菌、古細菌(アーキア)、菌類、微細藻類、原生動物などさまざまな系統を含んでいます。また、細胞構造をもたず、宿主に寄生しており、“生物”としては疑問であるウイルスもこれに含めております。
地球の歴史の中で、微生物は地球の環境形成や多様な生物の誕生に多大な役割を果たしてきました。現在においても、生産、分解、物質循環に大きく関与しています。
微生物は古代からパンや酒づくりに利用されていましたが、その存在は1674年にレーウェンフックにより顕微鏡で確認されました。その後、パスツールはその発生の謎を解明し、コッホは純粋培養技法を確立して、コレラ、結核菌などの病原体を分離同定しました。
日本の微生物学は、農学、医学、発酵学の分野で発展してきました。2007年、18の微生物関連学会が参加する日本微生物学連盟を設立して、2011年札幌開催の、国際微生物科学連合の大会準備にあたっています。
この目録では、当館所蔵の資料の中から、刊行の新しいものを中心に紹介します。インフルエンザ関連の文献もまとめました。
「ロボット」関連情報(PDF:622kb) No.39(2009年2月4日発行)
「ロボットには、人の役に立つ役割、人を知る役割とともに、人を感動させる役割がある。」とは、ロボット研究者の言で、夢があります。ロボットは、機能として移動型と腕型に分類され、応用分野としては、産業用と民生用に分けられます。産業用ロボットの日本のシェアは世界一と言われ、溶接、塗装、建設、自動車の組み立て、災害作業支援、海中ロボット、宇宙ロボットなどに使われています。民生用では、案内、警備、介助、自立支援、家事支援ロボットなどで、高齢化社会の解決策の一つとして、期待されています。
当館所蔵の資料の中から、刊行の新しいものを中心に紹介します。
「地球温暖化対策」関連情報(PDF:529kb) No.38(2008年6月6日発行)
このところ地球温暖化に関するニュースに接しない日がありません。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第4次報告書は、地球温暖化が人間活動に起因する現象である可能性が高いことを確率的に示しました。
この目録では、はじめに2005 年以降発行の関連所蔵図書を紹介し、さらに2008 年3 月以降発行で、当館が所蔵している雑誌の中から「地球温暖化対策」についての文献を掲載します。インターネット情報も一部付記しております。
「バイオマスプラスチック」関連情報(PDF:323kb) No.37(2007年12月20日発行)
バイオマスプラスチックは「再生可能な有機資源由来の物質を含む原料より、化学的に又は生物的に合成することにより得られる高分子材料」で、化石資源の枯渇問題や地球温暖化防止の両面からカーボンニュートラル材料として注目されています。
この目録では、はじめに図書、さらに2007年1月以降発行で、当館が所蔵している雑誌の中から「バイオマスプラスチック」についての文献、さらに関連する学会の講演論文集を紹介します。インターネット情報も一部付記しております。
これ以前の目録については、旧サイトのテーマ別文献目録をご覧ください。


