SⅰL(科学と産業の情報ライブラリーニュース)第15号

  今号から「科学と産業の情報ライブラリーニュース」を「SiL」という名前にしました。「Science」「Industry」「Library」の頭文字に加え、「知る」という意味もあります。

「コンピュータ・情報クラスタ」が、より使いやすくなります。

  これまで県立川崎図書館3階の科学技術室では、「コンピュータ・情報・通信クラスタ」として、関連する分類をまとめて配架したり、一部の本をテーマごと並べるなど、利用の便宜を図ってきました。そして、このたび、時代に適合した新しいテーマに配列することによって、さらにわかりやすく図書を探せるよう工夫しました。

  新しいクラスタでは、[情報科学][コンピュータ・システム][プログラミング][データベース][アプリケーション]の5つの部門に分けています。

  今までの配架場所に慣れている方は、本を探す時、「これまでと違う」と、とまどわれるかもしれませんが、ご不明の点、その他、遠慮なくカウンターにお問い合わせください。

部門分類項目
情報科学レファレンスブック、情報理論、情報と社会、その他
コンピュータ・システムコンピュータ・システム全般、Windows、UNIX/Linux、MacOS、ハードウェア、ネットワーク、その他
プログラミングプログラミング全般、C/C++、Java、Windowsプログラミング、スクリプト言語、Web技術(言語)、Web技術(コンテンツ作成・管理)、その他
データベースデータベース全般、SQL、Oracle、Access、その他
アプリケーションパソコン・インターネット入門、文書作成、統合ソフト、表計算、プレゼンテーション、グラフィックス、DTP、CAD、その他

3階・科学技術室は、さらに進化中

生態学コーナーが移動しました。

  国際生態学センターにご寄贈いただいた資料をもとに開設した生態学コーナーの資料を、1階から3階に移しました。環境をはじめ地質・気象や植物学など、多くの関連した資料とあわせて利用することによって、さらに有効にお役立ていただけます。

「きになる団体・学会」コーナー新設

  科学技術に関する団体や学会の情報を紹介していきます。第1弾はNEDO(独立行政法人 新エネルギー産業技術総合開発機構)です。今、もっとも注目されている新エネルギーへの取り組み、活動成果、刊行物の展示などをしていきます。

新たなデータベース

  1986年以降の読売新聞の記事を検索できる「ヨミダス文書館」と、日本国憲法施行以降の官報を検索できる「官報情報検索サービス」を導入しました。
調査の効率がグッとアップすること間違いなし。時事情報や国の情報を調べる際に、ご活用ください。1階ビジネス支援室にて。

専修大学図書館と提携

  4月1日から神奈川県立の図書館のカードを持参すると、専修大学図書館(川崎市多摩区)での、閲覧・複写・貸出等の利用が、簡単な手続きでできるようになりました。
詳細については、当館ホームページ等をご覧いただくか、専修大学図書館(電話044-911-1276)にお問い合わせください。

メディアに取り上げられる 県立川崎図書館

特徴ある図書館として、新たな取り組みを続ける図書館として、県立川崎図書館は多くのメディアに取り上げられています。

  最近では、ビジネス雑誌『Forbes日本版』(2009年4月号)のビジネスレポート「ビジネスライフに役立つ図書館」に「産業都市の工業専門図書館からビジネス支援センターへ」として2ページにわたって紹介されました(ビジネスに役立つ図書館として、千代田区立千代田図書館、アカデミーヒルズ六本木ライブラリーとともに紹介されました)。

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」の「おでかけリサーチコーナー」では、「日本一の社史コレクション 社史室」として、1万4千冊以上の社史の魅力が放送されました。放送の様子は、TBSラジオのホームページにて閲覧できます。
「おでかけリサーチ」のバックナンバー、3月8日をご覧ください。
http://www.tbs.co.jp/radio/nichiten

●安住アナウンサーと話した当館職員のコメント

  社史室を紹介した新聞記事を見たリポーターさんに興味を持っていただき、今回の放送になりました。
社史の収集の方法や、利用者はどんな人が多いのか、初心者にはどんな社史がおすすめか、などについてインタビューを受けました。
  会社に電話をかけて「社史は出さないのですか?」と聞いたりすることもあるのですが、安住さんからは「それって、大きなお世話ですよね」と突っ込みが入ったりして、なかなか面白い放送になりました。

本と雑誌で発見!

県立川崎図書館が受け入れた新着資料から、気になる本や雑誌記事を紹介していきます。

【図書】

『漆喰復活 天然建材5000年底力』船瀬俊介著(彩流社 2008年)〈524.2/49〉

  漆喰(しっくい)というと古民家の蔵などを思い浮かべますが、最近、漆喰の魅力が見直されてきているそうです。2007年には田川産業(株)の「漆喰タイル」が、ものづくり日本大賞の最高賞を受賞しました。天然素材ゆえの安全性や環境との調和、そして耐火をはじめとする機能。先人の知恵と技が見直されています。

『世界一高い木』リチャード・プレストン著(日経BP社 2008年)〈653.6/11〉

  本書は、物語り仕立てに構成されたノンフィクションです。2006年9月にカリフォルニア州で発見された世界一高い木。高さ115メートルを越えるセコイアです。そこでツリークライマーが見た世界とは……。生態学の研究にも大きな意味があったそうです。

【雑誌】

『月刊天文ガイド』(45巻4号)2009年4月号〈440.5/1〉

  特集は7月22日、46年ぶりに日本で見られる皆既日食。今号では屋久島・種子島での観測情報が特集されています。すでに現地へのアクセスは大変な状況のようですが、中国の上海や杭州でも皆既日食は見られるとのこと。さまざまな日食ツアーも人気だそうです。

『工場管理』(55巻5号)2009年4月号〈509.6/K5〉

  「なぜすごい、マツダのからくり改善」が特集。創意工夫に満ちたアイデアはどうやって生まれるのか、ひとづくりがクルマづくりにどう結びつくのか、からくり改善道場やからくり改善くふう展では何をしているのか。多くの事例を含めて紹介しています。

イベント情報・お知らせ

■「映像でみるニッポンの産業観光」

  貴重な映像を通して産業文化を学びませんか。6回にわたり、近代化遺産に関する映像を上映。フランク・ロイド・ライトの建築などを取り上げます。開催は、4月から9月までの各月最終日曜日、10時30分/13時30分からの二回の上映です。放映内容や詳しくは館内のチラシやホームページ等をご覧ください。申し込みは不要です。

■ ユーザーサポートガイダンス

  県立川崎図書館の職員が、図書館の使い方をわかりやすく解説。昨年度の好評を受けて、今年度も開催いたします。第1弾は、5月16日・23日、6月13日。「図書館流の調べ方」というテーマでの3回の講座。図書館の使い方がよくわからない、少し苦手という方、基礎から図書館の調べ方のノウハウを案内します。

イベント情報 もりだくさん

○4月8日から5月24日まで
ミニ展示「宇宙(そら)を観る」

ガリレオの観測から400年にあたる今年は世界天文年。関連した本やパネルの展示など。

○4月18日(土)14時から15時30分
科学教室「ロボットプログラミング体験会 ロボット世界大会への第一歩」

※対象は小学生です。

○4月19日(日)14時から16時
サイエンスカフェ「ニセ科学の見破り方教えますver1.1」

講師:左巻建男氏(法政大学教授) ※お申し込み方法が異なります。

○4月29日(水・祝日)14時から15時30分
ミニ展示関連講演「春の星空めぐり」

講師:山田幸一氏(県立青少年センター)

○5月24日(日)14時から16時
著者が語る講演会「田辺千代さんによる日本のステインドグラスと小川三知」

講師:田辺 千代(ステンドグラス史研究家)

・お申し込み・お問い合わせ等は、県立川崎図書館(電話044-233-4537)まで。
・定員に達していて、お申し込みをお受けできないこともあります。
・これ以外の催しについては、ホームページ等に情報を掲載いたします。

■県政情報センターでの予約図書

  県立の図書館の蔵書は、インターネットの検索画面から、県政情報センター(県庁第二分庁舎)を受け取り場所に指定できましたが、試行期間を終えたため、4月から受け取り場所の選択はできなくなりした。現在、KL-NETのシステムへの移行作業を進めており、移行後は県政情報センターの窓口で直接申し込むことによって、県立の図書館の本を取り寄せられるのに加え、市町村の図書館等の本の取り寄せも可能になります。

(あとがき)

  年度が変わり図書館にも、いろいろな新しいサービスが導入されています。紙面ではお伝えできなかった事柄もたくさんあります。より皆様のお役に立つ図書館であるように、これからも一同、がんばっていきます。51年目を迎えた県立川崎図書館をよろしくお願いいたします。