科学と産業の情報ライブラリーニュース 第14号

大好評!《 サイエンス・カフェ 》の魅力

  サイエンスカフェとは、コーヒーなどを楽しみながら、第一線で活躍している科学者・研究者の講演を聞いたり、直に質問したりして楽しめるカフェのことで、科学者と市民が交流する新しいコミュニケーションのあり方として注目されているものです。 1998年にイギリスやフランスで始まり、今や世界各地に広がっています。

  当館では2006年11月に第1回が開催され、現在までの約3年間で合計14回開催しています。ゲストは大学の研究者から県内の研究機関職員までさまざまな方を招き、最先端の研究成果を話してもらって、参加者の方にも好評です。

  最近では「ニセ科学」をテーマにしたものが人気で、最高250名の方から応募がありました。(ちなみに第1回の参加者は12名でした。)

  通常は喫茶店などで開催されるのですが、図書館で行うことについては「話を聞いて興味を持った後に、それに関する本を調べたりと、すぐ連携ができるので面白い」というコメントもいただいています。

  次回の第15回は2月7日(土)、ノーベル賞候補とも言われている藤嶋昭さん(神奈川科学技術アカデミー理事長)をお迎えして、「光触媒」についてお話していただきます。
サイエンスカフェのページ(参加申し込みと結果報告)

《3階「科学技術室」は常に進化しています》

Science Now !! コーナー

  去年の夏から、科学技術の「旬」の情報を、当館の資料でお伝えしようという意図で始まった「Science Now!!」コーナー。科学技術室の入口正面にあるので、けっこう足を止めてご覧いただいています。

  新聞記事やインターネットで見た科学技術関係の情報も、図書館の資料で、もっと深く調べていけることに気がついた方も多いのではないでしょうか。

  研究には、そこに至る積み重ねがあるので、図書や雑誌のバックナンバーなどで、調べていくと、そこに至った過程を知ることができます。小さなコーナーなので紹介できる情報は限られていますが、カウンターにお尋ねいただければ、さらに、関連情報をご案内できると思います。

2008年に取り上げたテーマには次のようなものがあります。やはりノーベル賞の受賞が大きな話題でしたね。

「ウシの本」あれ・これ くしょん!

  今年は丑年。ウシというと牧場でのんびりと草を食んでいる姿が浮かび、一種の癒し系のイメージがありますが、狂牛病や国産牛の偽装など人間社会がからんでくると暗い影が出てきます。これらは蔵書にも影響して、書架には狂牛病や食品安全関係の図書が増えてきました。

  今回はそれらの本とともに、牛乳やヨーグルトなどの本、乳製品の図書、また明治乳業や小岩井農場などの社史も並べてみました。

  新春の期間限定の展示コーナーにつき、お早めにご賞味?ください(コーナー設置期間についてはお問い合わせください)。

  そうそう、ご賞味といえば、神奈川県内の農林水産物およびその加工品を集めた、[かながわブランド]の中に「三浦葉山牛」「足柄牛」「やまゆり牛」などがあるのをご存知でしたか。今年は一度、食べてみたいですね。

江戸の商業、不思議な科学・・・1月・2月のイベント情報

[開館五十周年記念講演会]

江戸に学ぶ企業倫理 今日に生かすべき先人の教え

[関連ミニ展示]江戸商家に学ぶ企業倫理~家訓とCSR~

  今、CSRの規格化がすすめられ、多くの企業はその波に乗り遅れないよう努めています。しかしCSRという外国語由来のものの考え方を単にまねするだけではなく、企業の社会的責任について本質的に理解し、ビジネス倫理として生かすため、江戸時代の商家の家訓や心得、あるいは倫理観などをあらためて見直す機運が高まっています。

  今回の展示では、江戸に創業し現在も継続している企業の社史から、日本におけるCSRの源流ともいえる家訓や心得をご覧いただきます。

開催期間:2009年2月1日まで(閉館日を除く)
会場:2階展示ホール

[科学実験教室]
【マグデブルグの半球】カップラーメンのどんぶりで真空実験

  350年前、ドイツのマグデブルグ市で人々を驚かす実験が行なわれました。2つのおわんをくっつけて、その中の空気を抜いて真空にします。すると2つのおわんはピタッとくっつきはなれません。両側から8頭ずつ、合計16頭の馬で引っ張ってもはなれないほどです。
  この驚きの真空実験をカップラーメンのどんぶりで体験してみよう!

日時:2009年2月28日(土)午後1時30分~3時
場所:県立川崎図書館 2階ホール
対象:小学3年生から6年生
定員:30名(応募者多数の場合は抽選)
申込締切:2月21日(土)

図書館からの情報発信!刊行物を作成しました。

【その1】

神奈川県立川崎図書館50年史

県立川崎図書館50周年事業の一環として、50年の歴史を年表形式でまとめた『神奈川県立川崎図書館50年史』を刊行いたしました。全国的にも類をみない〈科学と産業の情報ライブラリー〉がどのようにして現在に至ったのか、半世紀に、図書館の技術も進化し、その時代のニーズに対応したサービスが行なわれていることが、よくわかります。

【その2】

時代を映す社史の魅力

当館所蔵の社史コレクションから、神奈川県に関連ある企業の特色ある社史を紹介するとともに、神奈川県ゆかりの「会社史・実業家伝記」一覧を収録した『時代を映す社史の魅力』を刊行いたしました。

『神奈川県立川崎図書館50年史』『時代を映す社史の魅力』は、県立の図書館にて閲覧可能です。県内の公共図書館にも送付いたしました。

【その3】

高校生のための情報活用術:みたい しりたい おもしろい

神奈川県資料室研究会との協同で、高校生向けの情報検索のための手引き『高校生のための情報活用術:みたい しりたい おもしろい』を刊行いたしました。PDF形式にて当館ホームページより閲覧できます。

高校生のための情報活用術:みたい しりたい おもしろい

次回はロボット技術を展示

  2月4日からのミニ展示は「ロボット技術の現在」を開催いたします。形態や用途が急速に広がっているロボット技術のあゆみをたどり、現在の動向を所蔵資料とパネルで展示します。
  ロボット競技大会への参加を通して、ロボット技術への関心を高めようとしている県立磯子工業高等学校などの取り組みも紹介いたします。競技大会に参加した実物のロボットの展示も予定していますので、お楽しみに。

※決まり次第、ホームページ、館内掲示などにてお知らせいたします。詳細については、当館にお問い合わせください。