神奈川県関係記事・文献検索神奈川資料利用ガイド
 
■ コレクション紹介
 

飯田九一文庫

色紙帳『蕉門色紙集』 横浜市出身の日本画家の故飯田九一氏(1892~1970)は、俳人・俳画家としても活躍され、第1回(昭和27年度)横浜文化賞、第5回(昭和31年度)神奈川文化賞を受賞されました。同氏は、俳諧関係資料の収集家でもあり、その旧蔵資料は、昭和48年から寄託されていましたが、平成20(2008)年にご遺族から寄贈されました。

 コレクションの内容は、図書・雑誌(2795冊)、軸物(88本)、一枚物(571枚)、短冊・色紙(2508枚)、器物(77点)、飯田九一の草稿類(331点)、その他あわせて6384点です。なかでも、芭蕉、其角、蕪村等の真跡を含む俳諧関係の短冊のコレクションは、専門家のあいだでも、質の高さを認められています。また、著名人のみならず蕉門、貞門など、あらゆる分野の俳人、画家、文化人などの短冊も網羅して収集されています。
(右写真:松尾芭蕉 色紙帳 『蕉門色紙集』)


 神奈川県立図書館では、このコレクションの目録を第一集「図書・雑誌等之部」、第二部「短冊之部」として刊行しています。このうち一部は、神奈川デジタルアーカイブ「飯田九一文庫の百人」として画像でご覧いただけます。

 

報徳関係資料

報徳関係資料の写真 二宮尊徳は、天明7(1787)年に小田原在栢村に生まれ、通称「二宮金次郎」といわれた江戸後期の農政家です。


 徹底した実践主義で農村改良策(報徳仕法)により、小田原・烏山・下館・相馬藩などおよそ600ヶ村を復興させました。また、分度(農村の生産力に応じて分度を決める)推譲(富を譲り合う)仕法の基本思想を形成し、多くの著作を著しました。


 神奈川県立図書館では、開館以来郷土資料として、二宮尊徳の著書、伝記、および報徳教に関する資料を収集してきました。また、「二宮尊徳および報徳教関係資料目録」を刊行しています。

 

尾崎文庫

尾崎文庫の写真 尾崎孝子氏は、明治30(1897)年3月福島県に生まれ、昭和45(1970)年4月73才で没した歌人です。歌人として『南天燭』『歴程』『女人秘抄』『はなのいのち』などを著して活躍しました。

 また、歌壇ジャーナリストとしても、「歌壇新報」、短歌総合誌の「新日光」を発行し、政治家としては逗子町会議員を昭和25(1950)年から昭和29(1954)年まで務めました。


 この文庫は氏の旧蔵の現代作家による歌集・短歌関係の図書・雑誌・新聞及び氏に関する資料等28000点におよぶ資料群です。なかでも、昭和20年代から30年代にかけての現代作家の歌集は、この文庫の大きな特色となっています。