「県立図書館 利用者との懇談会」実施結果(平成26年1月)

平成26年1月、県立図書館では、日頃、県立の図書館をご利用いただいております皆様との懇談会を行いました。

当日、参加された県民の皆様のご意見は次のとおりです。どうぞ、ご覧ください。

県立図書館 利用者との懇談会

日時 平成26年1月18日(土) 14:00~15:30

会場 新館1階多目的ホール

参加者 県民参加者10名 県立図書館職員9名  計19名

〇副館長挨拶

日ごろからの県立図書館のご利用・ご理解、また本日のご参加に対して感謝を申しあげます。 本日は、当館の日常的なサービスについて忌憚のないご意見を伺い、今後のサービス改善につなげるという趣旨で開催いたしました。 12月県議会での知事答弁で県立の図書館について新たな方向性が示され、本懇談会の申込者からも、しっかりとした情報開示を求める声がありました。 現在はまだその段階ではありませんが、できるだけ早期に具体的な内容を示していきます。 日常のサービスについてだけでなく、将来の方向性についてもご意見があればここで伺い、今後の検討に生かしたいと考えています。 本日の懇談会がよりよい図書館につながるようにと期待しております。


〇県民参加者からのご質問・ご意見等

・今後のあり方を議論する場に県立図書館の人間が関与できず、また議論の内容が県民にダイレクトに伝わらないのは問題だと思う。 情報開示をすること、図書館協議会などの図書館施策への県民参加の方策を考えること、の2点が必要と考える。 資料にあるような現状に対してどう対策するかを図書館で考え、県民に直接訴えて共に図書館政策を作っていくようにしてほしい。 資金面では図書館基金などの工夫も必要。


・武雄市図書館が話題となっているが、指定管理を入れることについてはどう考えているか。
(回答)現状では業務の中心部分についての指定管理導入は考えていません。 清掃や保安等、委託の方がよいものについては現在も導入していますが、どこまでを委託にするかについては議論の余地があると考えます。


・県立図書館は静かで環境がよい。市町村や大学との連携を進めるのはよいことだと思う。


・市町村立図書館との機能分化を進めるなら具体的な方針を聞きたい。個人的には、図書については貸出するよりも来館時に常に利用できるようにした方がよいと考えている。
(回答)県内の公共図書館等とはすでに20年近く連携しており、年間約12万冊の相互貸借をおこなっています。 他にも大学図書館や専門図書館と連携を実施しており、さらに拡大していく予定です。 市町村との役割分担については、現在議論しているところです。 貸出サービスについては継続の希望が多く、全体の方向性に基いて考えることになりますが、常置資料の範囲については検討中です。


・修理ボランティアなど、市民活動を取り入れることを期待している。


・横浜駅西口の生涯学習情報センターが今年度で廃止になると聞いているが、来年度以降はどうなるのか。
(回答)生涯学習情報センターは今年の4月から県立図書館に移転し、生涯学習の相談やボランティアの活動も今までと同様に実施します。 また、図書の貸出返却については横浜駅西口でのサービスを継続します。


・県立川崎図書館が溝の口のKSPに移転することになったが、資料は入りきるのか。
(回答)そのまますべてを収蔵する広さはないので、現在よりもコンパクトになるかもしれません。


・県立川崎図書館はもともと川崎市の要請で開館したという経緯があるので、市ともきちんと協議して市民も納得する形にしてほしい。


・施設の改築・改修については具体的にはどうなっているのか。
(回答)図書館本館・新館、紅葉ケ丘収蔵庫(旧紅葉ケ丘職業技術校)について改築などの具体的計画はまだ決まっていません。 紅葉ケ丘収蔵庫は耐震性の面から現在は倉庫として使用しています。


・施設の移転等により県立図書館に資料が集まることになるが、重複している資料は処分するのか。
(回答)女性センターから資料を移すことは確定しています。 残すべき資料はすべて残し、ただ収納するだけでなくサービスがきちんとできる形にする予定です。 保管の場所はあるのですが、整備するための資金が必要となります。


・重複本も捨てずに他の公共図書館等で活用してほしい。


・移動する資料は空間的には入るとのことだったが、県立川崎の、KSPに入りきらない資料も含めてのことなのか。
(回答)女性センターの資料は平成26年度中に移しますが、これは現在の状態で受入が可能です。 県立川崎の資料を受け入れる際には改修等が必要となりますが、こちらは平成29年度頃までに結論を出すことになっているので、検討する時間的余裕があります。


・女性センターや生涯学習情報センターの移転時の作業は、職員が行うのか。
(回答)物品の運搬作業は業者に依頼しますが、受入作業等は職員が行います。


・文献調査をする際に県立川崎は資料がよくそろっていて助かっている。県立図書館の資料も非常に参考になる。


・個人では見つけられなかった資料をレファレンスサービスで探してもらったが、どのように調べているのか。


・調べものの際に県立所蔵の新聞や雑誌の記事が大変役立ったので、記事のキーワード検索ができるようにしてほしい。 また、相互貸借ではこのように実物をあたって調べる方法は難しいので、閲覧サービスは残してほしい。


・PCを持ち込んだ際にワイヤーキーをつけられるようにするなど、盗難防止対策をしてほしい。


・自分で集めた資料を持ち込んで使いたいので、もっと広くて自由に使える場所があるとよい。


・ICタグを導入して、荷物を持ち込めるようにできないのか。
(回答)要求はしているのですが予算的に難しい状況です。なお、ロッカー設置の主な目的は置き引き防止です。


・相互貸借資料の依頼から受取までに時間を短縮してほしい。
(回答)神奈川県のネットワークシステムは全国的にみると処理が速いシステムではありますが、物流のしくみに改善の余地があることは十分認識しています。


・所蔵している貴重な資料を展示等で多くの人に見てもらえるようにするとよい。


・購入する資料はどのように選んでいるのか。
(回答)収集方針に基いて決めています。


・購入リクエストの制度はあるのか。住民が選書に参加しているところもあるが、住民の意向を取り入れる方法を考えてほしい。
(回答)購入リクエストの制度はあります。収集方針に基いて選書しており、価格等によっては購入しないものもありますが、会議で検討のうえ決定しています。


・ティーンズコーナーを作り、大人も入門書として利用できる本を入れてほしい。
(回答)児童書は、数は少ないですが研究用として購入しています。


・かながわ資料室の資料は他の県機関に移し、新刊書やより高度な専門書を置く場所として有効活用した方がよい。


・女性センターのコレクション的な資料などは開架にしてほしい。


・女性センターの労働問題に関する資料は複本でも処分しないで、女性関係の資料とセットで別置してほしい。
(回答)女性センターの資料については、複本のうち一般的な内容のものは移管する前にセンターで処分する予定です。



〇企画サービス部長挨拶

この利用者との懇談会は、県立図書館がより使いやすい場所になっていくために必要な場であると考えています。 今回の記録は後日ホームページで公表しますが、これからも県民とキャッチボールを続けていく所存です。

以上